flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

明台寺

2020-04-11 00:00:00 | ほとけのいおり

(岐阜県大垣市墨俣町墨俣 2007年4月10日)
 弘仁年間(810-24)のある日の夜、長良川の橋脚が光っており、その造形が地蔵菩薩のようになっていたという。それを祀ったのが始まりと伝わる。その後、小野篁(おののたかむら)が彫り直したとされる。天慶二年(939)朱雀天皇の勅使が訪れ和歌を詠んだ際、地蔵菩薩が笑みを浮かべたことから、橋杭笑地蔵と呼ばれるようになったという。大治元年(1126)真言僧覚鑁(かくばん)が訪れ、真言宗密厳院明台寺となった。寛喜元年(1229)浄土宗に改宗されている。

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