真っ青な空に飛行機雲が、東へ。
北山通りに出ると絵を描く人もちらほらと見かけます。
この近くにある「金ちゃんラーメン」店に点字メニューを届けがてら散歩に。
植物園に隣接する「陶板名画の庭」
―いずれもこの通りの南(写真右方)に沿ってあるのですが―に入ってみました。100円!でした。
設計は安藤忠雄氏。。
原画の写真を陶板に転写して焼き、組み合わせて一枚の絵にするという工法の名画が、屋外に展示されているわけです。
入ってすぐに、モネ作『睡蓮・朝』が水の中に見られるのには驚かされました。透明の柵の上に身を乗り出すようにして。200cm×1275cmのほぼ原寸大。太陽の光が反射しています。ゆるやかなスロープを巡っていきますとミケランジェロ作『最後の審判』が壁面に見えてきます。これもほぼ原寸大1430cm×1309cm、地下に降りると絵の最下部につきます。
途中、ゴッホ作『意図杉と星の道』、ルノアール作『テラスにて』、スーラ作『ラ・グランド・ジャット島の日曜日の午後』の3作品も。縦横原寸の2倍拡大で。
通りの喧騒はなく、替わりに壁一面から流れ落ちる水音が大きく響いています。
コンクリートの打ちっぱなしのような建造物。外部の建物や木々も目に入ります。
置かれたスチール製のベンチに腰掛け名画を見上げれば、抜けるような青空が。
屋外の美術館もそれなりに驚きがありました。
素通りが続きましたが、一度は入ってみたらと、勧められそう。
ハロウィンのグッズが並ぶ店。
植物園入り口にかぼちゃをくり抜く家族連れが集まり、展示される日も近い。
ああ、秋たけなわ、空も街も……。
でも、何かが足りない…そう、“姫ちゃん”かな。