京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

磁場…

2008年10月27日 | 日々の暮らしの中で


「源氏物語千年紀」関連で催しものが相次ぎます。
能舞台、11月の「能楽ごよみ」が紙上に。

狂言の茂山家といえば華やかな活躍ぶりが伝えられる千五郎家、若い逸平さんや千作さん・千之丞さんがすぐに浮かびます。
ただ、関西の狂言界を支えてきたのはもう一つ、忠三郎家があるのです。

その比較が紹介されていました。芸風の違い、でしょうか。
千五郎家は、彦根の井伊家に仕え、派手な笑いが多い。
一方、忠三郎家は、御所に勤め、抑えた演技でうちに秘めた笑いが特徴とされるとあります。

大蔵流狂言師の四世忠三郎さん(80)、舞台歴75年。
「舞台でお客様を大笑いさせたらいかん」という父の教えが胸に残るという。
会場でどんなにワーッと笑っても、外へ出たら忘れられるような狂言ではいけないとやかましく言われ、
「家に帰って思い出してもらえるような、温かい含み笑いができる狂言」を一貫して目指してきたと話されています。おおらかで柔らか、芸はお人柄そのものだと。
「温かな含み笑い」…  ふ~~ん…

千之丞さん(85)
元気の秘訣は声を出すことだそう。
「体が欲しがるものを食べ、お酒を飲み、いつまでも女性にほれて、自然体が一番!」と。
一生現役。やりたいことが次から次とあって、そんな欲求不満が元気の源のようです。

タイプの違いはあっても、生命にエネルギーを感じます。

案外こういうお方は身近にいらっしゃる?
人間性、人間味、生命力、発散するエネルギー、それらの磁場に吸い寄せられそうになる方は、男女を問わず必ず身近にいるものだ。
ただそれに自分が気づくかどうか、でしょう。

(左から忠三郎・千之丞・逸平さん)
コメント (6)
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