京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 シャンとして~

2011年04月07日 | 熊野古道(紀伊路・中辺路)を歩く
この桜の季節に「つわぶき」の話もないものですが、先日2日に熊野古道のウォークキング途上で小さなひと株を頂戴いたしました。

              
昨年2回目の11月、丁石地蔵に癒されながら長い長い上りが続く藤白坂を越えました。
晩秋の峠道、枯れてベージュ色になった道沿いの斜面には艶のある葉が小さな塊でいたるところで目に付いたものです。「艶葉蕗」つわぶきは、短い花茎を伸ばして花を咲かせていたりいなかったりでしたが、ここを歩いた記念に欲しい!と思ったのでした。

以来、何度も我慢に我慢を重ね、まずいよな~、今回もあきらめよう…という心境を繰り返してきました。ですがこの度、とうとう念願をかなえました。ホンのささやかに手に入れたのは、海からは少し内地へと入った南部(みなべ)峠の緩やかな下り坂ででした。

美しく咲く桜の枝を折ってはいけないこと、ちゃ~んと知っております。
二度と歩かないかもしれない道々の思いでに大事にしますでね、許してたもれ~~。
 地に植えましたがまだシャンとしてくれませんようです…。



コメント (6)
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