「帯を結ぶと心の折り目が正しくつく」と言うことばとはま逆で、やわらかな普段着を身につけるときが最も気持ちもほぐれるときです。
しなければならないことがない、いたってのんびりな日曜日でした。それを見越しておいた、昨夜からの読書を続けました。
「エッセイときどき小説」のスタイルはそのままに、それでも読みたい小説が2.3ピックアップされています。5月の古書即売会で探してみるのも楽しいかも知れません。コツコツと時間をかけてでも読まなければ、目指すこともできそうにありません。
午後、買い物は車でひとっ走り。あっという間に事足りました。ついでにこんな写真を撮っておきました。
それからは、「老婆の休日」です。桂文珍さんの落語です。何度も何度も、10回は聞いたでしょうか、聞いて聞いて何度も笑って。
元気でいればこそ病院に来れてわいわい楽しくおしゃべりできるのだという話。そして、首からハンコをぶら下げている老婆の話がとても面白かったです。
ご飯を食べたかどうかを忘れるという姑に、食べ終わったらハンコを押したらいいと嫁さんが提案します。それで首からハンコなわけです。いい考えだという人に、ハンコを押したかどうかを忘れるであかん、と答えるのです。
そこで88歳で亡くなった祖母を思い出しました。最後まで、ボケていた記憶はありません。なのに食べたのに食べてないと言う。暇すぎた祖母のちょっとしたおトボケだったのでしょうか。
あぁ、いろいろと愉快な休日でした。