京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 大小さまざまな

2011年04月04日 | 熊野古道(紀伊路・中辺路)を歩く

「さざれ石」とは「細石」と書いて「小さい石・小石」の意。  (写真は両面から見て。約13cm・500g)

♪さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで …と、「君が代」の歌詞を思い起こす。
 「大小さまざまな石が集まって頑強な巌となっている様子は、国民が心ひとつに力を合わせ、末永く栄え行く国の姿を現している」
そんな大きな「さざれ石」なら護王神社や下鴨神社でも見ることができる。

              
先日2日、和歌山県の千里の浜で語り部さんに教えられた「さざれ石」。
いくつもの小石がひとつに固まったものだと言って、手のひらに乗るサイズの見本を見せられた。探してみてくださいと言われるが、ありそうでなかなか見つからない。「カニさんでもいないの?」「ワカメはないの?」って誰かの声もする。

What’s this?  これってホンマにさざれ石? 。
手のひらサイズが、さらに年月をかけてこれほどまで成長したということだろうか。では、いったいどうやって小石がくっついているのだろう。

思えば、今はまさに国のあり様が一人ひとりに問われている。小さな力を束ねていくものは…。
でもやはり気になるのはリュックに入れて持ち帰った石だ。これは「さざれ石」と言って正解ですか?
コメント (4)
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