「年齢確認が必要な商品です」という音声が流れた。「確認ボタンを押してください」って店員さん。そんなもん、見たらわかるやろ!?って、私は思うわけだ。
コンビニに寄って缶ビールを購入したときだった。コンビニで酒類を買うことはこれまでにもあった。が、「ボタンを押してください」とまで言われたのは初めてだったから、どうしていちいち…、と。普段利用していない店だったし、規則とは言え実態には違いがあるのかもしれない。いずれにしても、パネルをタッチするくらいは簡単なことだ。にもかかわらず、なんで!なんで?と、それこそいちいち感じる癖の悪さ。
こういう私とは正反対に、この確認作業を指示してもらえるのが嬉しいという話を聞いたばかりだった。
「20歳以上ですか」と聞かれるということは、自分が20歳以上かどうか見た目が紛らわしいということですからね、嬉しくてね。聞かれて「ハイ!」と答えたくて、もう毎日コンビニ荒らしをしているんです。で、ある日、「どうしてもなさりたいのですか」と若い女店員さんが言うものだから、「してして!」と言ってね…。それでもたまに、「しません!」と言われてしまうんやけどね。
これは、常に何か面白いことはないかとアンテナを張り、自慢できる失敗談がないと残念がる72歳、我が師匠の話だった。
人生を楽しんでいると言うことでも、こちらのほうが得だな。いや徳か!?