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まだ夜明け前から起き出したが、静かに雨が残っていた。昨夕からの雨だ、十二分に潤っているし暖かさも感じた。
二十四節気の「雨水」は雪の朝だったが、植物が眠りから覚める頃でもあるらしい。雪が解けた鉢の中では、濃い緑色をした芽の先っぽがびっしりと、上への勢いを見せつけている。狭い中でよくまあこれだけ芽を出したことかと、思わず笑いも誘われたが、みごとではないか。
昨日のことだった。電車内でふと気付くと「ふゅえ、ぷひぇ、ぷひゅ、ふひゃ???」という無声音?が耳に付き出した。それとなく意識してみれば、声の主は隣の男性だ。けったいな声を出しているものだ。膝上のテキストに「○○の完全征服」の文字をちらっと盗み見たが、発音練習でもしていたのかもしれない。
今朝は、あるカルチャー講座の折り込みで「絵本で楽しむ英会話」という講座を見つけた。子供向けの洋書絵本を声に出して読むことで楽しみながら英語に触れていくとある。このような趣旨に興味がわいた。英会話がうまくなりたいという思いはない。この興味の先には、勿論のことJessieの笑顔がちらついている。講師は短大非常勤講師の外人女性とある、これもいい。どう、誰か背中を押してくれないかな~。
「絵本とは子供に大人が読んでやるもの」、これが児童文学者・松井直さん(『ぐりとぐら』『ちいさなうさこちゃん』『おおきなかぶ』…)のこだわりだそうだ。子供は言葉を耳で聞き、絵から読む。耳から伝わる生きた言葉が知らず知らずに子供の体へ染み込んでいく。この体験をすることが、精神世界を豊かにする一番の基本だ、と。
Jessieと楽しめる世界は広がるだろうか。相手にされないかもしれないが、それはそれでいい。
ちょっと楽しんでみたい。私の中に芽生えた小さな希望、この気持ちを大事にしてみようかな。