Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アンコール 遺跡めぐり 2

2007-05-24 17:04:15 | 東南アジア
2日目

夜明け前に起きてアンコールワットに日の出を見に行く。
このシルエット↓を見に行くわけだが、
 
 参道は人の波。
皆さん、朝もはよからご苦労様です。

朝食のため一度ホテルに戻り、改めてアンコールワットへ。12世紀前半、スリヤヴァルマン2世が建てたヒンドゥー寺院だ。

水濠を渡って外回廊へ。ここからでも中心まではまだまだ遠い。
 
外回廊の内側には何の装飾もないが、庭に面した外壁にはデヴァーターがいっぱい。
  
 
他の寺院にくらべてここの女神たちは髪型や服装の多彩さ、ポーズの自由さが際立っている。
中には製作途中の像もあって、製作過程が分かって面白い。この寺院の装飾には終わりはなかったのではないかと思う。

炎天下の中庭をしばらく歩いてようやく寺院が大きく見えてくる。

延々と続く第一回廊には様々な浮き彫り。戦の場面が多く
  
 哀れな捕虜の姿も。

第二回廊を過ぎると目の前に急な階段があり、これを上がれば第三回廊と中心祠堂に達する。
 
この階段、昇りはいいが下りが怖い。
 これが中央に聳え立つ祠堂。 
 第三回廊からの眺め。遠くに観光用の気球が見える。

朝、早めに出てきたのでそれほど混んでいるとは思わなかったが、引き上げる頃には観光客がいっぱい。韓国や中国からのツーリストが激増しているそうだ。午前より午後の方が多いというし、暑いこの時期でこの人出だから、冬のシーズンなどいかほどか。

昼休みを挟んで午後はアンコールトムへ。
 12世紀後半、ジャヤバルマン7世が建てた印象的な門の内側は3キロ四方もある。 
 だが中心寺院、バイヨンは思ったより小さく、アンコールワットのような威圧感はない。

この寺院にも浮き彫りで覆われた回廊がある。 
 
 
ワニに噛まれる男↑(痛そう!)など戦の場面だけでなく
 移動する家族とか 
 料理の様子とか
ここの浮き彫りは楽しい。
 デヴァーターの数は少なく、アンコールワットに比べて姿も表情もずっとおとなしい。

寺院の上に上ると有名な仏顔がいたるところに。
 
一つ一つ微妙に表情が異なり、全部で165面もあるそうだ。こんなにたくさんあるとは思わなかった。

 
中では現代の仏様と尼さんがクメールの微笑で迎えてくれた。

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コメント
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