田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

御朱印収集巡り №19 上手稲神社

2023-06-26 20:17:50 | 神社参拝・御朱印収集関連
 上手稲神社は、宮丘公園の北東端の一角の小高い丘の上に建っていた。境内はけっして広くはなかった。建物は一般の神社の建物とは一線を画するようなちょっと特異な形をした神社だった。
       
 上手稲神社は地下鉄「宮の沢駅」から15分ほど歩いた宮丘公園の一角にあった。宮の沢地区と西野地区を結ぶ「西野屯田通り」沿いに急な階段が造られていて、その階段を上ったところに上手稲神社はあった。ところで上手稲神社は、西区にありながら「上手稲」と名乗っている。これは近くに「手稲記念館」という記念館もある通り、昔は辺り一帯「手稲村」に属していたが、札幌市と合併して札幌市が区制を敷いたときに西区に属すことになったためのようである。
  
  ※ 神社は「西野屯田通」から急な階段を登ったところにあった。
 前述したように、境内はけっして広くはなかったが、そうした中で奉納相撲を行う土俵が境内の一角を占めているのが一つの特徴かもしれない。
 また、神社の建物、特に屋根の形が他の神社の屋根とは一線を画し、ちょっと見には教会と見まがうような形をしていたのが印象的だった。
 さて、肝心の御朱印だが、参拝を終えた後に社務所に伺うと神職の方が対応していただき、「直筆」でお願いできるという。私は内心とても喜んで御朱印をいただいた。
  
  ※ 急な階段を上り切ったところで目に入る本殿と境内です。
  
  ※ ちょっと簡素にも見える手水舎です。
   
        ※ けっして広くはない境内で土俵の存在が目立ちました。
  
  ※ 一見、教会とも見紛う外観の本殿(拝殿)です。
  
  ※ 本殿の上部にも神社名はなく、印のようなものが据えられていました。
 このころは、神社の「旧社格」について論及することが多いが、上手稲神社は「無願神祠」といって国から認定されていない神社だったようだ。本州などにおいては「無願神祠」は解体に追い込まれるところも少なくなかったようだが、開拓期にあった北海道ではそうしたことを逃れ、戦後になって他の神社と同格の神社となり、現在に至っているようだ。なお、いつも述べているが、この「旧社格」というのは、戦前において国が定めた神社の「格」であり、戦後は特に意味を持たないものとされている、と私は理解している。
【上手稲神社 情報】
◇旧社格:無願神祠
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市西区西野290-257   
◇御朱印:あり(直筆 初穂料300円)
◇参拝可能時間:24時間
◇社務所受付時間:概ね 9:00~17:00  
◇例祭日:9月15日(前後する場合あり)
◇駐車場:有り
◇アクセス:地下鉄東西線「宮の沢駅」4番出口から徒歩15~20分(約1km)
◇創建: 1876年(明治9年)    
◇代表的ご利益: 〇国家安泰 〇安産祈願・子授かり・子宝 〇合格祈願・学業成就
 〇病気平癒・健康祈願 〇縁結び・恋愛成就 〇旅行・交通安全        
◇御朱印記帳日 6月7日

御朱印収集巡り №18 発寒神社

2023-06-15 15:27:51 | 神社参拝・御朱印収集関連
 発寒神社は、旧社格では「無各社」であるが、札幌では2番目に古い神社だと言われているそうだ。明治8(1875)年に屯田兵が入植したことにより発寒神社も隆盛していったという歴史ある神社である。
    
 発寒神社はJR函館本線の「発寒中央駅」の直ぐ近くに立地する交通至便の地に立地している。
 リード文でも触れたが、旧社格では「無格社」だったという。「無格社」とは、神社の中で最下位の社格ということだが、この社格制度はあくまで戦前のことであって、現在は他の神社となんら変わることのない神社の一つである。(北海道神宮を除いて)
  
       ※ 南側の鳥居から見た本殿です。
  
  ※ こちら側が確かに正面だと見ました。
  
  
  ※ 賽銭泥対策でしょうか?賽銭箱は固くガードされ、お賽銭は小さな投入口から入れるようになっていました。
 発寒神社を訪れた時に、神社の社殿の造りがちょっと特殊なのに気が付いた。というのは、おそらく正式な入口は南側なのだろうと思われる。南側には鳥居が建ち、その前方に本殿の正面がある。ところが、神社の西側が発寒地区のメイン通りとなっているため、そちら側にも鳥居が建っている。私は当初こちらが正面だと勘違いしていた。というのも、西側から見た本殿も一見正面のように見えるのだ。しかし子細に見ると、それは屋根の形が南側から見た時と同じように見えるのだが、正式な正面は西側には無いことが分かったのだ。面白い造りであるが、神社が置かれた地域的事情に配慮した建て方したのだと類推したのだが、はたして真相は???
  
  ※ こちらは神社西側に立てられた鳥居です。
  
  ※ その鳥居を進むと、ご覧のように一見神社正面のように見えますが、正面は写真右側面の方なのです。お正月など混雑時は二正面作戦なのでしよう???
 もう一つ面白いと思ったのが手水舎である。手水舎に水は流れていなかった。ところがそこに注意書きがあった。「手をかざすと水が流れ出ます」と…。注意書きどおり手をかざしてみると、なるほど水が流れ出てきた。コロナ対策であろうか?センサーを活用するところは神社も現代文明を巧みに取り入れているということなのかもしれません。
  
  ※ センサー付きの手水舎です。手をかざすと竹筒の先から水が出てきました。
 さて肝心の御朱印の方は、残念ながら書置きだけということで納得していただいて来た。 
【発寒神社 情報】
◇旧社格:無格社
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市西区発寒11条3丁目1-33   
◇御朱印:あり(書置き 初穂料500円)
◇参拝可能時間:24時間
◇社務所受付時間: 9:00~17:00  
◇例祭日:春季 5月15日/秋季 9月15日
◇駐車場:有り
◇アクセス:JR函館本線「発寒中央駅」北口から徒歩約3分(約240m)
◇創建: 1856年(安政3年)    
◇代表的ご利益: 〇商売繁盛 〇五穀豊穣 〇夫婦円満・家内安全 
         〇技芸・武芸・芸能  〇開運厄除け
◇御朱印記帳日 6月7日

御朱印収集巡り №17 星置神社

2023-06-06 16:26:57 | 神社参拝・御朱印収集関連
 星置神社は、星置地区の中心地からは少し離れた高台に上に位置していた。けっして広い境内ではなかったが、静かなたたずまいの中に静謐さを感じさせる神社境内だった。
     
 星置神社は旧社格が「無願神祠」というように決して大きな神社ではなく、札幌市郊外の星置地区を司る神社である。星置神社は星置地区の中心地からは少し離れ、JR函館本線、国道5号線を跨いで、急な崖を階段で上ったところに位置している。
   
   ※ 階段全体を写すともっと急傾斜なのが分かっていただけるのですが…。
   
   ※ 階段を上がったところから見た星置神社の本殿(拝殿)です。
 上述したようにけっし大きな神社ではないが、こじんまりとした感じが好印象を与えてくれる神社です。
   
   
 私は6月3日に実施されたJRヘルシーウォーキングで星置地区を巡り歩いた際に、コース上に星置神社があったので、立ち寄って御朱印をいただいてきたのだ。神職の方が対応してくれ、直筆の御朱印がいただけるとのことだったのだが、なんと私が御朱印帳を忘れたために、残念ながら書置きの御朱印をいただき、帰宅後に御朱印帳に張り付けることになってしまった。残念!
 境内にあった手水舎には花が生けられた花水舎となっていて参拝客を和ませてくれた。
   
   ※ 手水舎には花が飾られていました。緑色に見えるのはカエルかな?
 また、境内末社はないのだが、「弘法大師堂」があって弘法大師が祀られていた。あるレポートによると、仏教関係の人物のお堂が神社境内にあるのは珍しいと書かれていたが、そのあたり何か特別な事情があるのだろうか?
    
   ※ 境内には「弘法大師堂」がありました。
 また、星置神社はカエルスポットとしても有名だということをこのレポートを作成する際に知った。境内の手水舎の周辺にはたくさんのカエルの木像があるとのことだが、私は気づかなかった。「見れども見えず」といったところか?これまた残念である。
 せっかく訪れる札幌市内の神社のことについてもっと下調べをしたうえで訪れなきゃなりませんな。(反省…)
        
    ※ 御朱印をいただいた際に、焼印のはいった煎餅をいただきました。
【星置神社 情報】
◇旧社格:無願神祠
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市手稲区星置南1丁目8-1    
◇御朱印:あり(神職在社の場合は直筆 不在の場合は書置き 初穂料300円)
◇参拝可能時間:24時間
◇社務所受付時間: 9:00~17:00  
◇例祭日:9月 秋分の日
◇駐車場:有り
◇アクセス:JR函館本線「ほしみ駅」から徒歩約12分(約700m)
◇創建: 1887年(明治20年)    
◇代表的ご利益: 〇縁結び・恋愛成就 〇安産祈願・子授かり・子宝 〇商売繁盛 
◇御朱印記帳日 6月3日

御朱印収集巡り №16 琴似神社

2023-05-28 20:24:30 | 神社参拝・御朱印収集関連
 琴似神社は、琴似の市街地の一角にあるのだが、境内もそれなりに広く、静かで厳かな雰囲気を醸し出している神社だった。また境内には境内末社も多く祀られている。
       
 琴似神社が建っているところは、ちょうど西区役所の道路向かいという好立地なのだが、上述したように市街地の神社としては境内も広く、厳かな雰囲気に満ちた神社だった。
   
   ※ 道路向かいから第一鳥居を撮りました。
                
   ※ 花手水としてはちょっと地味目の花手水でした。
                                           ※ 境内中ほどに第二鳥居が建っていました。                               
   
   
    ※ 琴似神社の本殿(拝殿)です。
   
 境内には「安全神社」、「報徳神社」、「御門山琴似天満宮」といった境内末社も祀られている。それと併せて北海道指定文化財にもなっている「琴似屯田兵屋」が保存されているのも琴似神社の特徴である。ただし、今回訪れた際は鍵がかけられていて見物することはできなかった。私自身は以前に一度見物させてもらっているのだが、一般の方々が通常は見学できないのだろうか?そうだとしたらちょっと残念である。
   
   ※ 境内末社の「安全神社」です。
   
   ※ 同じく「報徳神社」です。
   
   ※ 同じく「御門山琴似天満宮」です。
   
   ※ 琴似屯田兵屋が保存されていることを表示していました。 
 肝心の御朱印だが、残念ながらここは書置きの御朱印しかないということなので、それで納得するしかなかった。
 このところ言及している「旧社格」についてだが、琴似神社は「郷社」という社格だったそうだ。「郷社」とは、官社(札幌では北海道神宮だけ)以外の神社を「諸社」というが、その諸社は「県社」、「郷社」、「村社」とあるが、「村社」よりも尊崇範囲が広く、一地方にわたって崇敬される中心的神社をあてたそうである。                             
【琴似神社 情報】
◇旧社格:郷社
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市西区琴似1条7丁目1-30    
◇御朱印:あり(書置き 初穂料300円)
◇参拝可能時間:拝殿は夏季は17時まで、冬季は16時30分まで
◇社務所受付時間:夏季 9:00~17:00  冬季9:00~16時30分まで
◇例祭日:9月4日
◇駐車場:有り
◇アクセス:地下鉄東西線「琴似駅」1番・2番・4番から徒歩約5分(約350m)
◇創建: 1875年(明治8年)    
◇代表的ご利益: 〇縁結び・恋愛成就 〇安産祈願・子授かり・子宝 〇合格祈願・学業成就 〇夫婦円満・家内安全 〇商売繁盛 〇延命長寿 〇病気平癒・健康祈願 〇必勝祈願・勝利成功      
◇御朱印記帳日 5月19日

御朱印収集巡り №15 西野神社

2023-05-19 15:33:15 | 神社参拝・御朱印収集関連
 西野神社は西野地区の奥深くに鎮座していた。境内は小ぶりながらも木立が生い茂り、神聖な雰囲気を醸し出していた。我が家から遠く自転車で向かったものの坂道に悩まされたことも印象に刻まれる神社となった。
      
 西野神社は遠かったぁ…。それはその距離よりも、自転車で向かったこともあり坂道に苦戦した。この歳になると本人が考えている以上に坂道では疲労の蓄積が早く表れることをいやというほど感じた。TV「日本縦断 こころ旅」で、同年代でもある日野正平さんが坂道に苦労する姿を見て「少しオーバーなんじゃない」と思っていたが、今日は彼の苦労が良~く理解することができた。
   
   ※ 道路向かいから西野神社の鳥居を撮りました。
 そんな苦労をしながら訪れた西野神社だったが、境内は緑が多く、良く整備されていて気持ちの良い神社だった。境内には他の神社では見られなかった(あるいは気づかなかった?)参詣者が休むことができる「参集殿」、結婚式などを執り行う「儀式殿」などが、私にとっては目新しかった。
   
   ※ 小ぶりながら緑の多い境内です。
   
   ※ 鳥居をくぐり、参道を左へ折れると本殿が見えてきます。
   
   ※ 本殿の脇に立つ儀式殿です。
   
   ※ 手水舎です。花は見えませんでした。
   
   ※ 本殿(拝殿)です。
   
 御朱印収集に際してはいつものように拝殿でお参りをした後、社務所の方で御朱印をいただいた。これもいつものように事前に「直筆はお願いできるか」と問い合わせたところ、「やっていない」とのことだったので、納得済みで書き置きのものをいただいてきた。 
 なお、境内には2年後に創祀百四十年を迎えるということで、寄附のお願い文書が掲出されていた。                                             
【西野神社 情報】
◇旧社格:村社
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市西区平和1条1丁目1-1    
◇御朱印:あり(書置き 初穂料300円)
◇参拝可能時間:24時間
◇社務所受付時間: 9:00~16:30
◇例祭日:9月の敬老の日の前の日曜日
◇駐車場:有り
◇アクセス:地下鉄東西線「発寒南駅」から、JR北海道バス「琴42 発42 西野平和線」に乗車、「平和1条3丁目」で下車、徒歩約1~2分
◇創建: 1885年(明治18年)    
◇代表的ご利益: 〇縁結び・恋愛成就 〇安産祈願・子授かり・子宝
         〇安全祈願 〇必勝祈願・勝利成功 〇開運厄除け       
◇御朱印記帳日 5月19日

 旧社格が「村社(そんしゃ)」となっているが、これは各地に鎮座する小規模な神社に与えられた社格だという。社格の制度は複雑だが、「村社」は神社の格の中では最下位に位置するもののようだ。しかし、旧社格と表示されているように現在はそうした社格は廃止されている。西野神社は安産、縁結びにご利益のある神社として特に女性の参拝者が多い神社として知られているそうである。                 


御朱印収集巡り №14 新川皇大神社

2023-05-11 16:31:02 | 神社参拝・御朱印収集関連
 新川皇大神社では残念ながら御朱印の直筆は3年ほど前から廃止したということで書き置きのものとなってしまった。そのことに対して神職の方は恐縮しながら、いろいろとご厚意を示してくれた。
     

 少し時間が経ったが、4月29日(土)のJRヘルシーウォーキングで新川地区を歩いた際に、コース上の近くに「新川皇大神社」があったので寄り道して御朱印をいただくことにした。事前の電話で「直筆は3年前に廃止した」と聞かされていた。
 神社は辺り全体が住宅街の中に忽然と建っているという感じだった。真っ赤の鳥居が印象的だったが、さらには神社の境内に付きものともいえる樹木などの緑もほとんど見ることができない境内も一般の神社とは趣が違って見えた。 

    
     ※ 特徴のある赤い鳥居から神社全体を写した図です。
 歴史的に見ると、昭和31(1956)年に新川(河川)の拡幅工事に伴い、現在地に遷座したということから比較的新しい建物と映った。
 参拝後、社務所に伺うと神職の方が直筆の御朱印でないことを申し訳ないと言いながら、御朱印の他に、福箸、徹下塩(神様のおさがり)などを同時に授けてくださった。
    
    ※ 新川皇大神社の本殿(拝殿)です。
     
     ※ 今年私が初めて目にした花手水でした。
    

    
     ※ 神社からいただいた福箸(右)と徹下塩(中)です。
 なお、下記の旧社格が「無願神祠」となっていることについて調べてみた。社格とは、明治時代、神社は国の管理下におかれ、それぞれ官社、諸社(この中もさらに細分化されている)に分けられていたという。その中で国から認定されていない神社のことを「無願神祠」と称していたそうだ。しかし、昭和21年に社格制度そのものが廃止されたことから、ある意味全ての神社が同格になったともいえるのかもしれない。したがって、「新川皇大神社」は旧社格では「無願神祠」であるが、そうしたことと関係なく地域住民からの信頼も厚く参拝者が絶えない神社の一つであると言われている。 
     
    ※ 神社境内の遠景ですが、他の神社とは少し趣きが違って見えました。                                              
【新川皇大神社 情報】
◇旧社格:無願神祠
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市北区新川3条13丁目3-12    
◇御朱印:あり(書置き 初穂料500円)
◇参拝可能時間:24時間
◇社務所受付時間: 9:00~17:00
◇例祭日:9月 秋分の日
◇駐車場:有り
◇アクセス:地下鉄南北線「北24条駅」から、北海道中央バス「北72新川線」に乗車、「西陵橋」で下車、徒歩約3~4分(約250m)外種々の方法あり。
◇創建: 1908年(明治41年)    
◇代表的ご利益: 〇病気回復・健康祈願 〇縁結び・恋愛成就 
           〇合格祈願・学業成就 〇必勝祈願・勝利成功
        〇商売繁盛 〇開運厄除け       
◇御朱印記帳日 4月29日




御朱印収集巡り №13 月寒神社

2023-05-01 16:51:37 | 神社参拝・御朱印収集関連

 月寒公園に隣接して建つ月寒神社は落ち着いた雰囲気の中に建つ神社だった。念願の直筆の御朱印もいただくことができた。金箔の三日月が押印されている印象的な御朱印だった。

          

 月寒神社の御朱印は、月寒公園の枝垂れザクラを見に行った際、公園に隣接して月寒神社が建っていることに気付き訪れることにした。

   

 月寒神社は月寒公園にある池のところから丘を上ったところに建っていた。境内はけっして広大というほどではないが、しっとりに落ち着いた感じの境内だった。

   

 神社を訪れる際は、このところ必ず事前に「直筆の御朱印がいただけるか」を確認してから訪れることにしているのだが、今回もそのルーティンどおりに伺うと「直筆で行います」という回答をいただいた。

   

 事前に電話を入れておいたこともありスムーズに直筆の御朱印をいただくことができた。その御朱印には写真の通りに金箔の三日月が押印されているのが特徴で、私にとっては印象深い御朱印の一つとなった。

   

【月寒神社 情報】

◇旧社格:村社

◇所属:北海道神社庁

◇住所 札幌市豊平区月寒西3条4丁目1-56    

◇御朱印:あり(直筆 初穂料500円)

◇参拝可能時間:24時間

◇社務所受付時間: 概ね9:00~17:00

◇例祭日:9月8日(実際は9月の第2日曜日)

◇駐車場:有り

◇アクセス:地下鉄東豊線「月寒中央駅」1番・2番出口から徒歩約12分(約800m)           

◇創建: 1884年(明治17年)    

◇代表的ご利益: 〇商売繁盛 〇旅行・交通安全 〇五穀豊穣 〇技芸・武芸・芸能        

◇御朱印記帳日 4月25日

   

   


御朱印収集巡り №12 白石神社

2023-04-25 16:52:04 | 神社参拝・御朱印収集関連

 白石神社は札幌神社(現在の北海道神宮)が仮社にあった時の社殿を引き継ぎ、白石に移転して誕生したという、北海道神宮との結びつきが強い神社のようだ。境内も他の神社とは趣の違った立派なものだった。

        

 白石神社は「白石歴しるべウォーキング」の際、チェックポイントの一つとなっていたため、その際に訪れることができた。そのためもあって、事前の下調べが十分でなく、後になって特に境内についてはもっと詳しく調べてから訪れるべきだったと反省している。

   

   ※ 神寄谷に入るところに建てられていた鳥居です。

 というのも白石神社には「神寄谷(かみよりだに)という境内より一段と低くなったところ(谷)が森となっており、そこに数々の神が祭られていたのだ。そしてその最も低いところには古より湧き出る泉水が池を造っているのである。何も予備知識のなかった私はただ珍し気にそれらを眺めるだけで、祀られている神々に関心を抱くこともできぬままに見て回るだけだった。

   

   ※ 神寄谷の底部には池が造られていました。

 さて肝心の御朱印の方だが、いつものように「直筆の御朱印がいただけるか?」と事前にお聞きしたのだが「当社は書置きしかしていない」というご返事しかいただけず、止むを得ず書き置きの御朱印をいただくことになった。

   

   ※ 白石神社の手水舎です。

 リード文で札幌神社の仮社を移築して社殿としたということだったが、その後改築や焼失などがあり、現在の社殿は5代目のようである。

     

   

【白石神社 情報】

◇旧社格:村社

◇所属:北海道神社庁

◇住所 札幌市白石区本通14丁目北1-12    

◇御朱印:あり(書置きのみ 初穂料500円)

◇参拝可能時間:24時間

◇社務所受付時間: 9:00~16:00

◇例祭日:9月11日

◇駐車場:有り

◇アクセス:地下鉄東西線「南郷13丁目駅」3番出口から徒歩約10分(約700m)

            その他、バス便などさまざまなアクセス方法あり

◇創建: 1872年(明治5年)    

◇代表的ご利益: 〇国家安泰 〇縁結び・恋愛成就 〇安産祈願・子授かり・子宝

        〇合格祈願・学業成就 〇夫婦円満・家内安全 〇商売繁盛

◇御朱印記帳日 4月19日


御朱印収集巡り №11 札幌伏見稲荷神社

2023-04-11 16:26:42 | 神社参拝・御朱印収集関連

 本家の京都の伏見稲荷大社の「千本鳥居」ほどではないが、ずらりと建ち並ぶ赤い鳥居は札幌伏見稲荷神社の見どころの一つである。私の御朱印収集巡りも今回で中央区の全ての神社を巡ることができた。

       

 中央区の神社の御朱印収集巡りも最後の神社となった。これまでは地下鉄や自転車を駆って巡ってきたが、天気も良かったので運動不足解消も兼ねて歩いて向かうことにした。距離は往復で7キロほどである。

 神社へ向かう前に、例によって予め「直筆の御朱印がいただけるだろうか?」と確認したところ、いわゆるベーシックなものなら可能であるとの回答を得たので安心して出かけた。今は月別とか、華やかな模様付きのものなど様々な御朱印があるようなのだが、それらは書置きになっているようだった。

 伏見稲荷神社は藻岩山の裾野の部分にあるため、急な坂道を喘ぎながら上がっていくと「藻岩山山麓通り」出て、その道路沿いに朱色の鳥居が目に入った。

   

   ※ 藻岩山山麓通りから神社の入口にあたる鳥居を見たところです。

 鳥居が立ち並ぶ参道もまた坂道となっている。鳥居の数を数えながら本殿(拝殿)を目ざしたが、27基の鳥居が並んでいた。その鳥居のところに「写真撮影禁止」との掲示があった。以前に何か不都合があったのだろうか?仕方がないので本稿ではウェブ上から拝借した写真を使用させていただくことにする。

   

   ※ 27基の鳥居が立ち並ぶ参道です。

 拝殿で参拝を終えた後、その横にある社務所で電話での件を申し出たところ、直ぐに伝たわり、直筆の御朱印をいただくことができた。

   

   ※ 最後の鳥居の向こうには本殿(拝殿)が鎮座していました。

   

   ※ 札幌伏見稲荷神社の本殿(拝殿)です。

 神社の歴史を少し紐解いたところ、明治17(1884)年に京都の伏見稲荷大社に分祀を願い出て、最初は創成川の近くに分神を祀ったそうだ。その後、明治40(1907)年に現在地に遷宮されたそうだが、そのことによって周辺の地域名が「伏見」と命名され、現在の地名となっているとのことである。

【札幌伏見稲荷神社 情報】

◇旧社格:郷社

◇所属:北海道神社庁

◇住所 札幌市中央区伏見2丁目2-17    

◇御朱印:あり(直筆 初穂料400円)

◇参拝可能時間:24時間(夜は危険)

◇社務所受付時間: 9:00~16:00(御朱印は10:00~16:00)

◇例祭日:9月9日

◇駐車場:有り

◇アクセス:札幌市電「西線14条駅」から徒歩20~25分(約1Km 坂道あり)

      ※ その他、地下鉄「円山公園駅」からバス便有り

◇創建: 1884年(明治17年)    

◇代表的ご利益:〇商売繁盛 〇金運上昇 〇安全祈願 〇技芸・武芸・芸能

◇御朱印記帳日 4月11日


御朱印収集巡り №10 札幌水天宮

2023-04-08 16:02:24 | 神社参拝・御朱印収集関連

 札幌水天宮は、中島公園と鴨々川の小さな流れを挟んで隣接しているが、比較的狭い敷地の中に立地している。ここでも私は幸運なことに直筆の御朱印をいただくことができた。

       

 札幌水天宮は中島公園と隣接しながら、ちょっと目立たないところに立地している。公園の外縁を流れる鴨々川に「水天宮参道」と書かれた表示の橋を渡り境内に入る。境内は周りを高い建物に囲まれた中にこじんまりと各施設が建てられている。

   

 本殿(拝殿)の正面にコンクリート製の鳥居が建てられており、そこを潜ると直ぐに手水舎、そして狛犬、本殿(拝殿)と続いている。

   

   

   

   

   

 拝殿でお参りをした後、そのすぐ横に建っている社務所のインターフォンを押した。

 実はこの日、事前に「直筆の御朱印がいただけるか」との電話を掛けたのだが、いくらかけても電話に出られなかったので、ぶっつけ本番で訪れたのだが…。幸いなことに女性の神職(?)の方が見えられ、直筆の御朱印をいただくことができた。御朱印の文字は他の神社のものよりは筆太の力強い文字が印象的な御朱印だった。

【札幌祖霊神社 情報】

◇旧社格:無願神詞

◇所属:北海道神社庁

◇住所 札幌市中央区南9条西4丁目6-20    

◇御朱印:あり(直筆 初穂料500円)

◇参拝可能時間:24時間

◇社務所受付時間:概ね 9:00~17:00

◇例祭日:7月25日

◇駐車場:なし

◇アクセス:地下鉄南北線「中島公園駅」1番・3番出口から徒歩2~3分(約120m)

◇創建: 1871年(明治4年)    

◇代表的ご利益:〇夫婦円満・家内安全 〇安産祈願・子授かり・子宝 〇旅行・交通安全 

◇御朱印記帳日 4月3日