田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初滑り

2007-01-11 17:05:28 | その他
 今日、午後から休みを取り(学校は冬休み中で子どもが登校していないので)、妻と二人で市内のスキー場に初滑りに行って来ました。
 14日からの職場のスキーツァーが初滑りでは、他の人たちに迷惑をかけそうだったので・・・。

 コンディションは上々だったのですが、スキーを楽しんでいる人の数が少ないのに驚きました。
 いくら平日とはいえ、冬休み中です。もっと子どもや家族が楽しんでいると思いました。
 わずか一機しかないリフトは、待ち時間なしどころか、空き座席が目立つほどなのです。10万都市のスキー場とはとても思えない光景でした。
 スキー人気の低落傾向が言われ始めて久しいような気がしますが、私のように芋の子を洗うようなスキー場の混雑を体験している者にとっては淋しい限りです。
 
 なぜこのような状況になってしまったのでしょうか。
 私的な考察を試みることにします。
 マスコミや識者の分析では、景気の低迷やIT機器の発達、あるいはエンターテイメントの多様化などをその要因とする分析が多いように思われます。
 確かにそうしたことが大きな要因のように思われますが、私はそれらとともに、
 人間の希弱化や非動物化が進んでいるのではないか
と思われてならないのです。

 ゲレンデスキーが盛んな頃、機械力(リフト)で押し上げられ、ただ滑り降りるだけのスキーはスポーツではない、と言われていたことがありました。
 確かに、リフトの発達がスキー人口を爆発的に伸ばしたことは間違いありません。しかし、今やそれすらも忌避してしまう人たちが増えているのです。
 つまり、「寒い中にわざわざ出て行くことはない」、「体を動かすことは億劫だ」という人たちが増えてきているのではないか。そう思えてしかたがないのです。
 寒暖に関係なく自然の中に飛び込み季節を感ずる、体を動かすことで心身のリフレッシュを図る、という人間(動物)の本来的なものまで削がれてきているとしたら淋しいことです。
 
 私の心配が的外れなものであればいいのですが・・・。