今週は早出の出勤なので、8時45分出勤です。
今朝の出勤ルートもまた、新しいルートでした。
出勤途中に考えました。「いったい幾通りの通勤ルートがあるのか」と…。
そこで、事務所にある道路地図で確かめようと試みたのですが、あまりに多くのルートがあることが分かり、早々に投げ出してしまいました。
小学校の算数で「樹状図」の学習があったと思うのですが、札幌のような碁盤の目のように区切られた街では、あの図のようにルートは倍々ゲームのように増えていくのです。
数学に強い方なら、数式にあてはめることによって答えを導き出せるのでしょうが、私の能力ではとても適いません。
まあ、これからゆっくり数えてみようかな、と思ったりしています。
ところで、この札幌に「ミニ大通」と称されている通りがあることをご存知でしょうか?
私がくどくど説明するより、YOMIURI ONLIN に「ミニ大通」関する文章が掲載されていましたので、それを転写することにします。
JR札幌駅を出て、北大植物園沿いのイチョウ並木をたどると、黄金色の落ち葉が、もうすっかり路面を埋めていた。
石山通から始まる北4条の遊歩道は、通称「ミニ大通」と呼ばれている。秋の木漏れ日を浴びながら歩く、木のトンネルの下は、すれ違う人たちが、挨拶をかわすのにもちょうどいい道幅。保育園の子どもたちの散歩時間なのだろう。幼い声が、弾けながら響いた。
遊歩道の両脇には、ずらりと高層マンションが立ち並ぶ。この通りは、今も昔も、住民の憩いの空間になっている。「まっすぐな道でさみしい」(種田山頭火)という句があるが、ミニ大通は、枯れ葉の中にくねくねと曲がりながら、楽しく続いていた。
今日は早出のために、退勤は15時30分でした。
気持ちに少し余裕があった私は、そのくねくねと曲がりくねったミニ大通を通って家に帰り着きました。
説明を付け足しますと、通りの長さはおよそ700m程度でしょうか。その間は木々が生い茂り、人々が散歩するには絶好の空間となっているようです。
まだ木々の葉は付いていなかったけれど、葉が生い茂ったところを想像しながらゆったりとした気分で歩きました。
コンクリートジャングルの中で、一服の清涼剤的存在である「ミニ大通」の通勤を楽しみたいと思っています。
ミニ大通は、それほど多くの人には知られていない存在かもしれませんが、隠れた名所(?)の一つです。