田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

井川慶 & 松田聖子

2007-04-15 20:35:17 | その他
 ニューヨークヤンキースに今年移籍した井川投手と歌手の松田聖子、何の脈絡もないように思える二人です。

 今日の早朝(深夜)と、お昼に近い午前に、この二人を描くドキュメンタリーがNHK総合TVやNHA・BSで放映されました。
 人物を描くドキュメンタリーではどこの放送局もNHKにはかなわないと思います。掘り下げ方に決定的な違いがあります。
 そして私は今日の放送を視聴して、彼ら二人に対するこれまでの見方を変えざるを得ませんでした。

 まず、井川投手です。
 私は彼を、ただただ大リーグに行きたいがために我がままを言って、その我がままを通してしまった若者と思っていました。
 番組は彼の真摯なまでの野球に対する姿勢を描き出しました。
 彼のコーチであった八木沢壮六氏が言います。「彼ほど心の強い選手はいない。野球のためならあらゆる努力をする」と…。
 また、阪神の独身寮の寮長も言います。「40数年寮長をしているが、野球にかける情熱では一番の選手だった」と…。
 私は心底、彼が大リーグで成功してほしいと願ったものでした。

 午前11時からはNHK・BS2で「松田聖子 女性時代の物語」が再放送されていました。
 何かとスキャンダラスで、いつまでも大人の知性を感じさせない松田聖子に、私は好感を抱けませんでした。
 しかし、彼女と同世代の女性たちにとって、彼女の生き方は憧れの対象であり、生き方モデルなのだそうです。
 時代が彼女の生き方を追認することになったという幸運があったとも思えるのですが、周りに媚びずに自らの生き方を貫いて生きている姿は、やはり私の認識を覆すものでした。
 45歳を迎えた彼女がこれからも輝いて生きていくのか、大いに注目したいと思っています。

 人物描写だけではなくドキュメンタリーに関しては、NHKが最もその力を発揮できるカテゴリーではないでしょうか。ぜひともNHKにはこれからも良質のドキュメンタリーを提供してくれることを願っています。
  



道立近代美術館

2007-04-15 16:48:12 | 札幌(圏)探訪
 札幌生活を始めて最初に取り組みたいと考えたのは「札幌探訪」です。
 そこでまずは、札幌市内にある「美術館・博物館」を攻めようと考えました。
 札幌市内の美術館・博物館の類いをリストアップしてみると40箇所ありました。

 そこで今日はその第一弾として、私の住まいから歩いていける「道立近代美術館」を訪れました。
 現在、美術館では特設展はやっておらず、開館30周年を記念して、近代美術館所蔵の作品を今年度5回に分けて展示する「コレクション物語1977~2007 第1章 日本近代の美術」展が開催されていました。
 展示総数は86作品、大きく絵画と版画に分かれての展示でした。
 入館者が少なかったので、解説を一つ一つ読みながらゆったりと鑑賞してきました。美術には不案内な私ですが、解説を読みながら一つ一つ絵画や版画を鑑賞すると、ある程度その良さを感ずることができました。

 その中で、私が最も気に入ったのは、岩橋英遠氏作の「道産子追憶之巻」という絵画です。道産子である岩橋氏が北海道の四季と一日の流れを長さおよそ20mの絵巻様に表現した写実的な絵画でした。
 北海道の古き農村風景が壮大な絵巻の中に表現されていて、私の幼い頃の記憶を呼覚ましてくれた思いでした。

 これまで何度か訪れていた近代美術館でしたが、一つの発見がありました。
 一階の奥まったところに、美術関係の図書を閲覧したり、ビデオを視聴できるコーナーがあることを発見しました。
彫刻家「砂澤ビッキ」さんのことを説明するビデオを視聴してきました。

 
  特設展「空海マンダラ 弘法大師と高野山」は、4/24~6/3に開催されます。

休みを利用しながら市内の美術館・博物館を制覇(?)したいと思います。