田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

「ちえりあ」って?

2007-04-27 17:35:36 | 札幌(圏)探訪
 先日、札幌市生涯学習センター「ちえりあ」で開講するパソコン講座に受講の申し込みをしました。(受講できるか否かは後日通知される)
 その際、「ちえりあ」という名称が気になりました。どんな由来から命名されたのだろうかと・・・。

 札幌市には、「ちえりあ」の他にも「かでる2・7」、「キタラ」、「きたえーる」などの愛称や通称がついた公共施設があります。興味を抱いた私は早速調べてみることにしました。
 電話で問い合わせをしましたが、いずれの担当者とも親切に答えてくれました。

 〇「ちえりあ」~ 札幌市生涯学習センター
  * 「知恵」という言葉にかけて、明るさ、優しさ、温かさを感じる響きのある言葉を選んだということです。(市民に公募し、その中から選定した)

 〇「かでる2・7」~ 北海道立道民活動センター
  * 北海道弁で「仲間にいれる」を意味する「かでる、かぜる」に、建物の立つ北2条西7丁目を併せて名称としたとのことです。
  
 〇「キタラ」~ 札幌コンサートホール
  * ギリシア神話の登場人物の一人で音楽の神様といわれるアポロンが抱えている楽器の「キターラ」を由来として、さらに日本語の「来てください」、また北海道の「北」という意味も込めて命名されたそうです。

 〇「きたえーる」~ 北海道立総合体育センター
  * 文字通り心身を「鍛える」に、北海道の「北」、センターに集うスポーツマンに「エールをおくる」といった意味を併せて命名されたそうです。

 こうしてみてくると、いずれの名称(愛称)ともその施設にかけた願いのようなものが表れていますし、その愛称が市民や道民に受け入れられ、定着しているようです。
 一方で私は、最近のこうした傾向が言葉遊びのようで少しばかり気になるところでもあります。
 「言葉は生きている」、「言葉は進化する」という人たちもいますが、そうだとしたら最近の若者言葉も一概には批判できなくなってくるのでは、と思ったりもするのですが・・・。
 また、最近にわかに注目されてきた公共施設のネーミングライツの行方も気になるところです。

 ※ 写真は、「かでる2・7」の全景です。