B1リーグ東地区の最下位に低迷するレバンガ北海道だが、本日午後広島ドラゴンフライズと北海きたえーるで対戦し、接戦の末にホームで久々の勝利を掴んだ試合をスタジアムで観戦した。
※ 緑が北海道、白が広島です。北海道のニックメイヨと広島のグレゴリーのテップオフです。
コンサドーレ札幌のホーム初戦を “密” を避ける意味からスタジアム観戦を断念した私としては矛盾する行為だが、本日午後のB1リーグのレバンガ北海道の試合を北海きたえーるで観戦した。というのも、「中央区民観戦デー」に応募し、入場券が舞い込んだからだった。
対戦相手は、西地区で現在最下位を走っている「広島ドラゴンフライズ」だった。つまり、本日の対戦は東地区と西地区の現在最下位同士の対戦というちょっと残念な対戦だった。(現在、B1リーグは東西それぞれ10チームで争っていて、東西地区のチームの対戦も組まれている)
※ 試合開始前の両チームの練習風景です。
試合はけっして調子が良いとは思えないレバンガ北海道だったが、第1ピリオドから終始リードを奪う展開で、途中追いつかれそうな場面もあったが、なんとか突き放し82対76で勝利した。ホームでは1月以来の久々の勝利だそうだ。
※ 広島の顎鬚を付けたグレゴリー選手が鉢巻をしたのは日本に来てから??
さて、私は試合展開と共にプロバスケットボールのあれこれを考えながら観戦していた。
まず、今季のレバンガ北海道の低迷だが、不振は今季だけではなくここ数年同じ傾向が続いている。このことはコンサドーレ札幌の野々村社長もよく口にすることだが、やはりその背景には資金が十分でないということが考えられる。資金が十分でないと、レベルの高い選手を獲得するのが難しい。特に日本のプロバスケット界において重要な役割を果たす優秀な外国人選手の獲得が難しいと思われる。う~ん。悩ましい問題であるが、ここは徐々に、徐々に企業として体力をつけていくことしか解決策はないのかもしれない。
※ 北海道の24番ニックメイヨ選手のダンクシュートの瞬間です。
※ こちらも同じニックメイヨ選手のスリーポイントシュートが決まったところです。
※ 勝利を決めてインタビューに応じる宮永ヘッドコーチです。
今日の試合を見ていて気付いたことは、シュートの決定力が良くないのではないかと思われる。チャンスを確実に決めるシュート力を高めることがチームを浮上させる最も近道だと思う。そのためには、選手個々のさらなる努力に期待するしかない。
次に久しぶりにスタジアム観戦してみて、プロバスケットボールはずいぶんショーアップされているなぁ、との思いを強くした。選手入場の場面ではスモークを焚き、花火のようなものが煌めく中を選手が入場してくる。各ピリオド間やタイムアップの僅かな時間にはチェアガール(シニアチームとジュニアチームがあるようだ)がフロアでダンスを披露する。また、ハーフタイムではファンを楽しませるさまざまなイベントが用意されていた。これらのことは集客のために必須のことなのだろう。しかし、私のような古いものにはスポーツを観戦するというより、何かのショーを見ているのではという錯覚さえ覚えてしまいそうだった。
※ こうしたダンスが随所に見られるのがプロバスケットボールの試合です。
※ ハーフタイムではスポンサーのプロノのファッションショーが行われました。
※ この4人は意味が分からなかったが、なぜかステージ上で異様なダンスを踊っていました。
最後にコロナ対策であるが、この点についてはこれまで参加したイベントの中では最も徹底されているのでは、と思わされた。まず入場の前に消毒液がスモーク状に噴霧されているゲートを潜って入場させられた。そこを潜ると、スタッフが自動温度計で一人一人をチェックしていた。もちろん手を消毒する消毒液も用意されていた。そして会場内は前後左右が重ならないように市松模様に座席は指定されていた。今後はこうした方式があるいはノーマルな方式になっていくのかもしれないなぁ、と思わされた。
※ コロナ対策もあって、入場には長蛇の列ができていました。
※ 写真の緑のゲートからは消毒液が噴霧されていました。
※ これもコロナ対策?レフリーはマスクの中にホイッスルを内包したためこのようなマスク姿になったようです。
さて、今シーズンは5月初めまでまだまだ試合は続く。厳しい戦いが続くと予想されるが、最下位脱出を目ざして健闘してほしいものである。
※ コートサイドには、写真のように居間で寛ぐかのごとく観戦できる席もありました。