一年間の雌伏を経て、現地見学講座「さっぽろの古を訪ねて」第三弾を発進することにした。今回のテーマは「北の守りと開拓を担った屯田兵の史跡を訪ねる」である。コロナの終息はまだ見えないが、十分に配慮しながら講座を運営したいと思っている。
私が所属する「めだかの学校」では、昨年このテーマで講座を開設しようとしたが、ご存じのようなコロナ禍のために断念せざるを得なかった。新年度の開催について仲間でいろいろと議論をし、訪問予定先の施設やガイドしていただく方々とも相談させていただいた結果「感染に十分配慮しながら講座を開設しよう!」という結論に達した。
私たちが開設する講座「さっぽろの古を訪ねて」は、座学ではなくテーマに沿って現地を訪ねて関連施設や史跡に触れて学ぶ講座である。一年次が「さっぽろの成り立ちを訪ねよう!」、二年次が「お雇い外国人の事績を辿る」、そして三年次の今年が「北の守りと開拓を担った屯田兵の史跡を訪ねる」と続いている。
今回は、札幌市、および近郊には北海道の開拓を担った屯田兵が集団で暮らした屯田兵村の史跡がたくさん存在するが、その中から、「琴似屯田兵村」、「篠路屯田兵村」、「新琴似屯田兵村」、「山鼻屯田兵村」、「野幌屯田兵村」の五つの屯田兵村跡を訪ね、史跡などを巡って屯田兵の果たした役割について理解を深めることとした。
※ 訪問先の一つ、屯田兵が実際に居住していた「琴似屯田兵屋跡」の建物です。
私自身は講座開設の責任者として、全ての施設・史跡をすでに事前踏査していて、きっと実りある講座になるとの自信をもって開設する講座である。
受講者は4月から募集する予定であるが、過去2年の実績では30名の受講者はすぐに埋まるのではと期待している。今月末には添付したようなパンフレットを配布する予定にしている。
4月から9月まで毎月一度、計6回の開催を予定している。講座を楽しみたいと思っている。