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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 シャレード №383  

2024-12-14 11:30:24 | 映画観賞・感想
 1963(昭和38)年の映画である。往年の大スター、オードリーヘップバーンとケイリーブラントが主演するロマンチックサスペンスであり、ちょっぴりコメディ的要素も混じった映画だったが、後半の盛り上げ方はさすがにハリウッド映画である。おおいに楽しませてもらった。

      

 道民カレッジでは時折り「懐かしフィルム上映会」を催しているが、本年は今週の12、13日と来週の19、20日に実施することになっていた。
 そこで私は昨日(13日)、表記のように舞台はフランス・パリだがハリウッドが制作した映画「シャレード」を楽しませてもらった。
「シャレード」とは、フランス語で「謎解き」とか「言葉当て遊び」といった意味があるそうだ。
 この映画のストーリーはアメリカ人のレジーナ・ランパート(オードリーヘップバーン)は、富豪ではあるが謎の多いフランス人の夫との離婚を決意するのだが、その夫が謎の死を遂げたことで、夫の隠し資産の争奪を巡って、昔の仲間3人が暗躍する。その中にランバートを助けるホワイトナイトにピーター・ジョシュア(ケーリー・グラント)に現れるのだが、彼も一筋縄ではいかない謎を秘めた男だった。さらにはレジーナを助けるかのようにアメリカ大使館員のバーソロミューという男が絡んでくる。この “謎解き” がこの映画のテーマということのようだ。

    

 映画の前半はこうした登場人物の相関関係に多くの時間を要するのだが、後半はスリルに満ちた謎解きが非常に見ている者を夢中にさせる要素に富んでいた。
 最後の最後のどんでん返しも観客を思わず「わぁー!」言わせる程の鮮やかな結末でした。

 実はこの日、私は上映開始時間の30分ほど前に会場に着いたのだが、すると懇意にしている講座の担当の方が「○○さんはパリへ行ったことがあるの?」と問いかけてきました。「私は50数年前の学生時代に訪れたことがあります」と答えたところ、「何かエピソードがありますか?」との問いだった。私は担当者との気楽な会話のつもりで、パリ市内で「詐欺に遭遇した」という話をしたところ、そのことを上映前に参加者の前で話をしてほしいということになり、とんだ失敗談を参加者の前で披歴することになってしまい冷や汗をかいてしまった。もっとも、詐欺に遭遇とはいっても所詮貧乏旅行者である。損害は微々たるものだったのだが…。

     
     ※ この形のシトロエンをご記憶の方もいらっしゃると思います。

 映画は1963年制作ということだが、私がパリを訪れたのは1968年11月だったので、映画が制作された5年後だったということになる。映画の中に出てきたカエルのような、今見れば異様な形状をしたシトロエンの車が懐かしい。


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