本日、4月1日から大通公園の周辺8ヵ所にできた駐輪場が有料化でスタートした。うち4ヵ所は定期利用者のみの駐輪場だという。私のように一時利用を考えている者の駐輪場は4ヵ所だという。その4ヵ所を巡ってきた。
かなり以前から西2丁目線に地下駐輪場の新設工事が行われていたが、その駐輪場が完成し、駐輪場としての開設に合わせて周辺の8ヵ所の駐輪場が有料化されてスタートする、と新聞が伝えていた。このことに伴い大通公園、ならびに周辺の商業地域は駐輪禁止になるという。雪のない時期は自転車を使用することが多い私としては、駐輪場の位置を把握する必要もあったので早速開設された有料駐輪場を巡ってみた。
その中の一つ、「さっぽろ創世スクエア地下1階駐輪場」(北1西1)は、以前無料だったものが有料に変わったということだが、私はこれまで何度か利用していたので今回は訪れなかった。したがって残り3ヵ所を巡ったということになる。
最初に私は「南2西4五番街駐輪場」を訪れた。ここは民間駐車場の2階が駐輪場となっていた。屋根なしの青空駐輪場である。場所としては商業施設が集まっている地域なので一時利用者が多いのではないかと思われる。私も今後は中心街へ出た時に利用することが多くなる駐輪場かもしれない。
※ 「南2西4五番街駐輪場」は写真のように一階が民間の駐車場で、駐輪場は2階にありました。
私は早速駐輪体験をしてみることにした。これが最初に利用する人にとってはけっこう面倒ではないか?と思えたのだが…。その手順を述べてみる。
《入場》
① 入口の発券機のモニターで「一時利用」の画面にタッチする。すると、「一時券」が出てくる。
※ 入場口にある発券機(右側)と、入場ゲートの読み取り機(青色)です。
※ 発券機から出てきた「一時券」です。(この券は西2丁目線駐輪場のものですが)
② 入場ゲートの読み取り機に「一時券」をかざすと、ゲートが開かれ自転車と共に入場することができ、空いているスペースに自転車を駐輪する。これで駐輪完了である。
《退場》
① 自動料金精算機の読み取り部分に「一時券」をかざす。すると「100円」と表示が出るので100円を投入する。(一時利用の料金は24時間以内の駐輪は100円)
※ 自動料金精算機です。ここに一時券をかざします。この機械の横に出場ゲートの読み取り機があります。
② 出場ゲートの読み取り部分に清算後の「一時券」をかざすとゲートが開く。
これで終了である。慣れれば大したことではないが、初めての方はけっこう戸惑うのではないだろうか?
続いて、地下鉄大通駅地下コンコースと直結する「西2丁目線地下駐輪場」を訪れた。駐輪場は予想より地下深いところに設けられ、2階構造になっていた。新聞記事によると125ccまでのバイクを含めて1,350台が駐輪可能という大規模な駐輪場である。入退場の方式は「南2西4五番街駐輪場」と同じである。ただ、長い階段が利用する上では高いハードルになりそうな気がする。
※ 「西2丁目線地下駐輪場」の入口です。
※ この長い階段が利用者にはけっこう高いハードルになりそうな気がしますが…。
※ 地下1階(といっても実際は地下2階くらいの深さです)の駐輪場の様子です。
※ その下の階は供用開始日とあって、まだ利用者はいなかったようです。
最後に「北1西6駐輪場(暫定)」に行ってみた。ここは道庁のすぐ傍の元斗南病院の跡地である。“暫定” ということは跡地利用が決まるまでなのだろうか?こちらも青空駐輪場だった。そしてこちらは有料を謳っていながら、これまでのような発券機やゲートが見当たらなかった。しかしHPを見ると精算機があるように書かれている。はて?私が見落としたのだろうか?
※ 「北1西6駐輪場」はご覧のように病院跡地を利用したものでした。
この有料化によって、札幌市中心部のかなりの部分が駐輪禁止となった。これまで大通公園周辺には駐輪している自転車やバイクが目立ったが、これでこうしたところから自転車やバイクは一掃されるのだろうか?しばらくは取り締まる側とのイタチごっこが繰り返されるのかもしれないが、市民の良識が問われることになる。
※ 街中に駐輪していた自転車やバイクにに駐輪禁止の告知の書類が張られていました。