百合が原公園の温室で「春の花展~一足早い春の訪れ~」が開催されている。シラネアオイ、オオバナノエンレイソウ、エゾエンゴサクなどこれから野山を彩る山野草の花々を一足早く愛でてきた。
※ この写真だけはHPから拝借しました。この大温室の中央部に山野草の花々が植え付けられていました。
4月1日から今月末(24日)まで百合が原公園で「春の花展~一足早い春の訪れ~」が開催されていると知って、本日の午前に足を延ばしてみた。すると、百合が原公園の大温室では野山でしか見ることができないと思っていた山野草の花々が見事に花時を迎えていた。それらは私がチェックできただけでも、
◆エゾエンゴサク
◆ニリンソウ
◆シラネアオイ
◆オオバナノエンレイソウ
◆タチツボスミレ
◆フクジュソウ
◆カタクリ
◆キバナイチゲ
◆キクザイチゲ
◆ヒトリシズカ
などをチェックすることができた。その他、私が野山に行ってもチェックできそうにない
◆白花シラネアオイ
◆ショウジョウバカマ
などが展示されていた。また、今や山野草というより園芸種ともとれる
◆ドウダンツツジ
◆チシマザクラ
も展示されていた。
これらの花々が楽しめるのは春先わずか2カ月程度のため「スプリング エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれている。しかし、私たちが野山で楽しむとき、それらの花々が咲く時期は微妙に違っている。それを一時期に私たちに見せるために公園のスタッフたちは微妙な温度管理などに苦労されていると思うと、頭が下がる思いである。
同行した妻が「これで野山に出かけなくとも良いのでは?」と問いかけられた。確かにそんな思いに駆られもするが、やはり実際のフィールドで見るのとでは感激度が違う。体力の衰えを自覚する昨今だが、できれば今春も野山に出かけて実際の山野草を愛でたいものである。
なお、温室に入って直ぐの「中温室」のところにとても存在感のある花が待ち受けていた。一つは強烈なオレンジ色が印象的な「マーマレードブッシュ」という花である。コロンビア、エクアドルなどが原産で、標高2,000mの高地で自生しているそうである。
また一方で、おかしな形をした花?(実?)を付けた木が目に入った。その名も「フォックスフェイス」。その名のとおりキツネにそっくりの形をした妙な花?(実?)である。ちなみにこれは熱帯アメリカ原産のナス科の植物だそうである。