札幌市の中心部、中島公園に隣接した広い境内に静謐に佇む神社である。札幌護国神社は、その名が示すとおり一般の神社とはその目的が違い、国家のために殉職した人の英霊を祀るために創建された神社である。
2月21日(火)、連日降り続いた雪が止み、久しぶりに青空が見えたことから外へ出てみたい欲求に駆られ、私が現在取り組んでいるテーマの一つ「御朱印収集巡り」に出かけることにした。
収集巡りのはじめは中央区の神社をまずは集中的に巡ろうと考え、中島公園に隣接している「札幌靖国神社」を訪れることにした。訪れるにあたって、これまでの体験から神社に「直筆で御朱印を記入していただけるか?」問い合わせたところ「午後から外出の予定のため午前中に来ていただけないか」と回答があったので、その教示に従った。
※ 神社境内の入口には神社名を記した大きな石柱が建てられていました。
※ 境内に沿って流れる小川(鴨々川)に架かった橋を渡ると鳥居が立ち、本殿に導かれます。
※ 鴨々川の流れが境内に入る際に効果を発揮しているように思われました。
札幌靖国神社の始まりは1879(明治12)年に北区に屯田兵招魂碑が建てられたのが始まれとされている。(その際の名称は「札幌招魂社」)その後、1911(明治44)年に中島公園に移り、1933(昭和8)年に現在地に社殿が建てられたそうだ。名称の方は、中島公園に移った後には「札幌招魂社」となり、現在地に移ってからは「札幌靖国神社」と称すようになり、現在に至っているようだ。
※ 古風然とした神門です。
※ 狛犬も堂々とした佇まいで出迎えてくれました。
境内には境内社として「多賀神社」、さらには多賀神社に合祀された「山鼻神社」がある。(そのあたりの経緯については次回紹介します)
札幌靖国神社はリード文でも触れたように、札幌市内にある神社としては広い境内を有する神社で、都心近くにありながら境内は静かな雰囲気に包まれている。神門から本殿までもかなり距離を取っており、堂々とした佇まいである。他の神社と一つ違っていたところは拝殿のところにお賽銭箱が見当たらなかったことだ。これなどは他の神社とは性格を異にする故なのだろうか?
※ 札幌靖国神社の本殿(拝殿)です。
社務所は本殿の脇に、これも由緒ある佇まいで建っていたが、そこで女性の神官(?)の方から直筆で御朱印に記帳していただいた。
※ 神門に入る前、本殿の脇に建っていた社務所です。
【札幌護国神社 情報】
◇旧社格:護国神社
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市中央区南15条西5丁目1-1
◇御朱印:あり(直筆 初穂料500円)
◇参拝可能時間:6:00~16:00
◇社務所受付時間: 9:00~16:00
◇例祭日:7月6日
◇駐車場:あり
◇アクセス:地下鉄南北線「幌平橋駅」1番・2番出口から徒歩約3分(約200m)
◇創建: 1879年(明治12年)
◇代表的ご利益:護国神社のため一般的なご利益というものはない。護国神社は元々国家のために殉職した人の英霊を祀るため神社だからそうです。
◇御朱印記帳日 2月21日