北海道神宮頓宮は、明治4年、円山の地に鎮座した札幌神社(現北海道神宮)が市街地と遠く離れ、かつ冬期間積雪等により参拝が困難になることから、明治11年に札幌神社遥拝所として設置されたのが始まりだという。その後は北海道神宮例大祭において、街を練り歩く神輿が休憩する「御旅所」の役目を果たしてきた。
北海道神宮頓宮は、我が家からは北海道神宮とは正反対の東方向におよそ3キロ離れた市の中心部に近いビル街の中にあった。私は我が家から歩いて市の中心街を抜け、約45分かけて頓宮に着いた。頓宮は北海道神宮ほど人の姿は多くはなかったが、それでもちらほらと参拝する人の姿があった。社殿はこじんまりとしたものだったが、脇を固める狛犬は札幌軟石製で、札幌最古のものだそうだ。また、境内には石灯籠があり、そちらは道内最古のものだそうだが、事前に情報を収集していなかったために、写真の収めることを失念してしまったのは残念だった。
※ ご覧のようにビル街の谷間に建つ北海道神宮頓宮です。
※ 境内入口に立つ鳥居です。
※ 手水舎は「手だけを清めてください」と注意書きがありました。
※ 頓宮の拝殿です。
※ 札幌最古といわれる札幌軟石製の狛犬です。
参詣を終えた後に、本殿横にある社務所に行き御朱印の記帳をお願いした。こちらは神職が直筆で記帳してくださる形式であった。
※ 社務所内の様子です。
【北海道神宮頓宮 情報】
◇旧社格:なし(末社のため)
◇所属:北海道神社庁
◇住所 札幌市中央区南2条東3丁目
◇御朱印:あり(直筆 初穂料300円)
◇参拝可能時間:24時間
◇社務所受付時間:9:00~16:00
◇例祭日:9月第3日曜日
◇駐車場:あり
◇アクセス:地下鉄東西線「バスセンター前駅」6番出口 から徒歩3分(約160m)
◇創建: 1878年(明治11年)
◇代表的ご利益:北海道神宮の末社のため基本的には同じだが、特に以下の二つにご利益があると言われている。 ○縁結び・恋愛成就 ○安産祈願・子授かり・子宝
◇御朱印記帳日 2月10日