今年の夏も早朝に、二週間に一度の割合で道立近代美術館前の歩道の清掃を続けてきたが、去る10月24日(火)に計16回の活動をもって今年の活動を終了した。会に集ってくれた皆さんは地域に対するささやかな貢献に満ち足りた表情で来年の再会を約し別れた。
私たちが勝手に近代美術館前の歩道の清掃を始めてから今年で14年目となるが、今年の活動も特段の事故もなくこの度無事に終了することができた。
14年前、私たちが近代美術館前の新築マンションに入居した時、近代美術館前の歩道は雑草が蔓延り、とても醜い状態となっていたり、歩道に覆いかぶさる広葉樹の葉が絶えず路上に落ちていたりする様子を見て、市内はもとより全道各地から美術展を観覧に来た人たちがその様子にがっかりするんじゃないだろうか?との思いがあった。
※ いつもの清掃活動の風景です。
近代美術館前庭の緑に癒されている私たちとしては雑草や落ち葉を何とかしたい、という思いから「早朝に清掃をしませんか?」呼びかけたところ、10数名の賛同を得た。中には「活動に参加は出来ないけれど、会費などで応援したい」と名乗り出てくれる人もいて会員は当初20名を超えていた。
以来、毎年4月~10月までの7か月間、2週間に一度のペースで路上清掃を続けてきた。その間、高齢のために活動を離れていった方もいたが、会員は活動開始からの方がほとんどだが15名の会員を維持して今日に至っている。
※ 春の花苗の定植作業の様子です。
今年は春3月24日に第1回目の活動を開始して以来、先日10月24日まで計16回の活動を行った。その間、清掃活動と共に、マンション周囲の花壇への花苗の定植、ポプラの綿毛からクサツゲを護るためのネットの設営、そして除去、さらにはART文字やMUSEUM文字を象るクサツゲの整枝、スピレアマジックカーペットの整枝作業なども同時に行ってきた。
※ MUSEUM文字を象るクサツゲを整枝した後の様子です。
特に今年は花壇に定植したインパチェンスの成長が素晴らしく、これまででも最も見事な花壇となったことが嬉しい出来事だった。
※ こんもりと小山のように成長したインパチェンスの花壇です。
しかし、寄る年波には勝てない。最近は活動を終えた後はグッタリすることが多くなった。それは私だけでなく、会員のほとんどが同年代であるから他の方も同様だと思われる。新入会員の勧誘も行ってきたが、思うように加入してはもらえなかった。
※ 花壇は今、来春に備えて春の花の球根を植えて整地された状態です。
そろそろ「引き時かなぁ…」と考え始めた。会員の皆さんともそうした会話を交わすようになった。「来春にまた会いましょう!」と言って解散したが、会員の皆さんの考えも聴きつつ会の活動の継続云々について考えていきたいと思う今日この頃である…。