道立近代美術館の庭を真っ白に染めてしまうほど降り注ぐポプラの綿毛の季節がやってきた。近美前の歩道を清掃している私たちには大迷惑な存在だ…。ところが昨日とんだ嬉しい光景に出逢った!!
私たち近美前の清掃活動をしている者にとっては、またまたポプラの綿毛に悩まされる季節がやってきた。道立近代美術館の庭に屹立する巨大な2本のポプラの木から、大量の綿毛が降り注ぐ時期となったのだ。
過日(6月4日)の清掃活動の際「もう、そろそろ」と思い、私たちが維持管理をしているクサツゲで象っているART文字を綿毛から護るためにネットで覆ったのだが、その直後から大量の綿毛が降り注ぎ始めた。まさにジャストタイミングだった。
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※ 綿毛からクサツゲを護るために毎年この時期になると、こうしてネットで覆っています。
綿毛はそれから見ている間に大量に降り注ぎ始め、路上を散乱し、そして近代美術館の庭を真っ白に覆うまでになってしまった。
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※ 近美前の歩道はこのように綿毛が吹き溜まっています。
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※ 近代美術館の庭は写真のように真っ白に綿毛で覆われてしまいます。
近くを行く人たちは、その光景が珍しいのだろう。たくさんの人がカメラを向けていた。
今ではもう私たちは、季節の風物詩として諦めながら綿毛が降り注ぐのを眺めている。
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※ 転々と見える白い粒はキズではありません。降り注ぐポプラの綿毛です。
札幌のバンクシー近美前に現る!!
昨日の夕方5時近くだった。私が市内で行われた某市民公開講座からの帰りだった。そこに自転車から降りた女性が箒をもって綿毛を履き集め出したのだ。「えっ?」と思いながらも、声掛けもできずに立ち去ったのだが、気になって仕方がなかった。
自宅へ帰っても気になって私は、もう一度彼女のところへ行ってみた。
するとそこには綿毛で作った動物のような姿が目に入った。それを見て、私はピーンときた。「この方はさまざまなブログで話題の札幌のバンクシーさんだ!」と…。
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※ これを見た時「札幌のバンクシーさんだ!」と直感しました。
私が彼女にそのことを問うと「皆さんがそう言ってくれます」と言ってくれた。
彼女はブログの世界のみならず、TVでも時折り紹介されているデザイナーの田中宏美さんという方だ。
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※ 田中さんが綿毛でつくったウサギの完成品です。
彼女は円山公園を主として、冬には雪を使って、夏には枝葉を使って、路上や樹上に立体的な造形物を創り出している方である。少しだけ話をさせてもらったが、とても気さくな方で、照れもせず好感の持て方だった。
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※ 彼女は作品完成後、周りをきれいに清掃してから帰路に就きました。
またどこかで彼女の作品に出逢えることを願っている…。