確かに桜色の花びらが風にそよいでいた!まだ満開とはいかないけれど、数本の枝は見事に開花していた。新聞報道で知った私は早速駆け付けてみた。
今朝(4月21日)の新聞報道で、「サクラ開花待ってた」と題して、西区発寒の旧中の川沿いの遊歩道の桜が花を咲かせているとの記事が私の目を止めた。近隣住民によると「札幌で最も早く咲くサクラ」として知られているという。札幌に転居して14年目であるが初耳だった。まだまだ札幌のことで知らないことが多い田舎オヤジである。
今日は午後から会議があったので、朝のうちに早速駆け付けた。場所は、地下鉄宮の沢駅の6番出口傍だという。西友の駐車場に車を停め、場所が分からないので一度地下鉄のコンコースに下り、改めて6番出口のところから出て、道路に向かわず遊歩道に下りようとすると目の前に桜の花が私を出迎えて(?)くれた。
新聞報道では、なぜそこが札幌で最も早く咲くかというと、桜の木の傍のビルの排気口から出る温風の影響とみられるという。なるほど、桜の花はビルの壁側の方が開花していた。辺りはけっして日当たりが良いところではないようなので、推測は間違いないようだ。
※ 逆光で花が見えませんが、ご覧のようにビルの壁に沿って桜の木はありました。
※ このような感じで排気口からの温風を受けているものと思われます。
桜の種類はエゾヤマザクラのようだったが、例え開花が人工的要因だったとはいえ、待ちに待った春の使者の到来である。市内の桜の開花が間近いという知らせである。コロナ禍に沈んでいる市民の心をひと時でもホッとさせる桜の本格的開化が待ち遠しい。
札幌の標本木の桜は?
宮の沢の桜を見た帰りに、札幌気象台の庭に立っている桜の標本木はどうなっているのか?気になったので寄ってみた。
こちらの方は予想どおりまだまだ蕾の状態だった。それでも子細に見ると、蕾がやや膨らんできているようにも見えた。天候状態にもよるが、今週末辺りには開花宣言がされるのではと期待する蕾だと見たのだが、果たして??
※ このソメイヨシノの蕾は間もなく開花しそうですね。
何やら現代的で皮肉というか興ざめなようにも受け止められますが、桜の花に変わりはなし。
むしろ人のイトナミが春を呼んだ、と愛でる田舎おじさん様の素直な心の持ちようがよろしいようで。
そういえば、丸井百貨店南1条館横の桜も割と開花が早いように感じられます。
あれも何かビルの影響があるのかしら?
確かに興ざめなお話です。
私の思いを肯定的に捉えたいただいたことは有難く思いますが、人によっては「なんてありがたいオヤジなんだろう」と思われている方もいらっしゃると思っております。まあ、この歳になるとあまり捻ってみても、との思いもありましてねぇ…。