田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌でしかできない50のこと〔37〕ビアバー・ノースアイランド

2021-03-21 17:13:52 | 札幌でしかできない50のこと

 北海道はクラフトビールが盛んな土地だという。そんな北海道ブランドのクラフトビールを味わう店として生まれたのがビアバー・ノースアイランドである。ふだん味わうことのないクラフトビールの味を楽しんだ。

        

        ※ ビルの入口におかれていたお店案内の看板です。

 「ビアバー・ノースアイランド」は、ガイドマップ上では№25にリストアップされている。そのガイドマップでは「ビールは北海道生まれに限る」と題して次のような紹介文が載っている。「ブルーマスターが丹念に作る『ノースアイランドビール』と、ほかの北海道ブランドクラフトビールを合わせて8種類ほどを樽から提供するビアバー。『ソーセージ盛り合わせ』や『フィシュ&チップス』など、ビールに合うフードメニューもある。」とあった。   

 「ビアバー・ノースアイランド」は、江別市に本社を置くSOCブルーイングが、江別産の小麦、道産のホップを使用して生産したクラフトビールを販売する直営店として出店しているそうだ。お店は狸小路の近くのノルベサビルの向かいに建つビルの10階にあった。

    

   ※ 店内のカウンター席です。けっこう一人客も多かったですね。  

 店内で特徴的だったのは、カウンターの内側の壁にビールを注ぐタップが並んでいた。写真を撮るには遠すぎたので、この写真だけHPのものをお借りしました。お客さんの入りは3分程度といった感じで、単独客やカップルの客が多かった。途中から入ってきたグループの客が大声で談笑していたのが少し気になった。

   

   ※ カウンター席の奥の方に取り付けられたクラフトビールを注ぐタップです。

 私たちは最初に「ピルスナー」のラージサイズを頼んだ。とてものど越しが良く、コクも感じさせてくれるビールだった。続いて私は期間限定で提供されていた「文旦ホワイト」という、果物の文旦をベースにしたものを、息子は「ヴァイツェン」を頼んだ。「文旦ホワイト」はフルーティな味が特徴だったが、私の好みかと問われれば?マークが付くものだった。

       

       ※ 一口口をつけてしまったピルスナービールです。グラスに注目!       

       

       ※ こちらは文旦をベースにした「文旦ホワイト」です。

 このお店はフード類もかなり好評らしいが、私たちは「パエリア」を堪能した後とあって、ナッツ類で済ませたが、次回訪問することがあれば名物「フィッシュ&チップス」なども味わってみたいと思った。

 この店はビール飲み放題もあるようである。10階からの景色を楽しみながら、ビール好きの仲間がグループでワイワイやるには(今はご法度だが…)適したお店のようである。ごちそうさまでした。

   

   ※ 窓際のカウンター席です。

    

   ※ 窓からはススキノの夜景が眼下に望めました。

《ビアバー・ノースアイランド 概要》                                                            

〔住  所〕札幌市中央区南2条西4丁目10-1 ラージカントリービル10F

〔電  話〕011-251-8820

〔開店時間〕 月~土 17:30~23:30

       日・祝 15:00~22:00

〔座席数〕 42席(カウンター席、テーブル席)

〔定休日〕 無

〔訪問日〕 令和3年3月18日

 


ロングウォーク to 新川 & リターンバック

2021-03-20 16:38:56 | 札幌ウォーク & Other Walk

 歩行距離13.3キロ。ロングウォークを始めて最も短い距離だった。しかたがない、目的地の「丸亀製麺 新川店」を往復するとこの距離になったのだから…。春まだ遠い北海道とはいえ、そこかしこに春の兆しを感じることができたウォーキングだった。

   

   ※ 新川通は片道三車線の広い通りで、交通量も多い通りです。

 札幌市内に展開する丸亀製麺チェーン店の中には、我が家から相当に遠いところにある店もあるが、今日は我が愛するコンサドーレ札幌の対神戸戦が午後2時試合開始なので、その時間までに帰ってくることを計算すると、目的地は「丸亀製麺 新川店」となった。(そのコンサドーレは、本日3対0と絶対的有利な試合展開から、まさかの逆転負けをくらうという無様な試合をしてしまった…)

   

   ※ 自宅近くの公園ですが、まだまだ雪の中です。一人の少年がテニスのラケットを振っていました。                

 ルートは、我が家からJRA札幌競馬場の横を通り、新川通の左岸側を一路北西に向かう。そして札幌新道の手前から右折し、札幌新道の下を通過するとまもなく「丸亀製麺 新川店」だった。ここまでおよそ1時間30分で到達した。いつものように「釜揚げ 並」に舌鼓を打ち、今度は新川通の左岸側を帰って来た。

   

   ※ 我が家から25分くらい歩くと、札幌競馬場に出ます。

   

   ※ 新川通を跨ぐように札幌新道が走っています。

   

   ※ 丸亀製麺 新川店です。

 天候はよく晴れていたが、風は冷たかった。札幌競馬場の外縁に植えられている木々はまだ冬囲いをしたままだったが、家々の庭にはさまざまな球根の芽が出始めていた。一昨日と比べると芽を目にする機会が多かった。今どきは一日といえず様子が様変わりしていくのかもしれない。

   

   ※ 競馬場外縁の木々はまだ冬囲いが解かれていませんでした。

   

   ※ 新川通の桜並木です。開花まではまだ一カ月余の時間がかかりそうです。 

   

   ※ 家々のプランターの中で何かの芽が出ています。

   

   ※ 街路樹の脇でもアヤメの芽でしょうか?芽吹き始めていました。

 また、この季節ならではの光景にも出会った。認定こども園の卒園式を終えた親子たちの晴れやかな表情に出会えた。

   

   ※ 認定子ども園の卒園式を終えて園外に出てきた親子たちです。

 ある一軒の民家の玄関前に国旗が掲げられているのが目に入った。考えてみると今日は「春分の日」の日だった。最近では民家に国旗が掲げられている光景に出会うことは珍しくなった。国の祝日を祝うという行為を続けられているこの家の方に純粋に敬意を払いたい。

   

   ※ たった一軒だけでしたが、国旗が掲揚されているのを目にすることができました。

 さらには、道中に息子が予備校生時代にお世話になった寮が健在だったことを発見したのも想定外の嬉しさだった。お世話になったのは20数年前のことなのだが、建物を見て懐かしさが募った。

   

   ※ 息子にとっても、私にとっても懐かしい寮です。

 というように、今回で3度目だが街中のロングウォークもいろいろと発見があって楽しいことを再発見した思いである。

   

※ 最後に一枚。毎回競馬場の傍を通るときに目に入るホテルですが、その名も「ホテル ウォーターゲート」というインパクトのあるホテル名です。アメリカの「ウォーターゲート事件」を思い出してしまいます。なぜこのような名前を付けたのかちょっと不思議です。今日ある考えが浮かびました。ホテルの経営者のお名前がもしかしたら「水門(みと)」さんとかいうのでは、と思いついたのですが…。はたしてどうでしょうか?

 さて、次回は本当の意味でのロングウォークに挑んでみようかな?と考えている。


札幌でしかできない50のこと〔36〕バル・エスパーニャ

2021-03-19 18:54:59 | 札幌でしかできない50のこと

 パエリアコンクール日本大会で優勝したという腕は本物だった!魚介類や肉をふんだんに使ったミックスパエリアは絶品である。狭い空間はスペインのバルそのままの雰囲気で楽しめた。

   

   ※ けっして気取ってはないバル・エスパーニャのエントランスです。

 コロナ禍の中、ススキノに足を向けることにためらいもあったが、感染症対策が強化されていると聞き、息子も同行してくれるというので思い切って出かけることにした。

 この日は、息子との久しぶりの二人会だったが(私たちはコロナ禍の前は定期的に二人飲み会をしていた)、バル・エスパーニャをはじめとして「札幌でしかできない50のこと」に掲載されているお店3軒を訪ねた。いずれも、私にとっては縁遠い店ばかりで、こうした企画でなければおそらく訪れないであろう店ばかりである。まずはバル・エスパーニャをレポすることにする。

   

   ※ バル・エスパーニャの店内です。スペイン産のお酒がずらっと並んでいます。

 ガイドマップ上では№35にリストアップされている「バル・エスパーニャ」は「チャンピオンのパエリアを頼む」と題して次のような紹介文が載っている。「国際パエリアコンクール日本大会において2年連続優勝している、本格的なスペインバル。鶏肉や魚介類が入った『ミックスパエリア』に加えて、優勝した際の『山のパエリア』は、事前に予約すれば食べられる。」とある。

 店内は意外に狭い感じで、細長い空間にカウンター席と背の高い椅子が用意されたテーブル席からなり、全体では25席ということだ。息子が勤務先から直行して夕食も摂っていなかったことから、迷いなく店自慢の「ミックスパエリア」を注文した。そして私は白ワイン、息子はスペイン産のスパークリングワインのCAVAを頼み、パエリアができるまでのワインのつまみに「オリーブのマリネ」を注文した。

   

   ※ オリーブのマリネです。

 「オリーブのマリネ」は良く味がしみており、ワインによく合った。15分も経っただろうか、待望の「ミックスパエリア」が熱々の鉄鍋に載せられて運ばれてきた。鍋から手長海老、ムール貝、あさり、鶏肉、米を取り分けて、まず赤く(茶色く?)色付いた米を一口頬張った。するとこれが「旨い!」魚介類や鶏肉のエキスがしみ込んでやや濃い目の味ながら絶品である。その後、魚介類や鶏肉も食したが、二人とも話もせずにパエリアを堪能した。ワインとの相性も文句なしだった。

   

   ※ 真打登場です。魚介類や鶏肉が満載の「ミックスパエリア」です。

 食後のワインもゆっくり楽しみたかったが、この日は後のスケジュールもあり、早々に店を出ることになった。店内を見渡すと、常連さんらしい人や、スペイン人なのだろうか?外国人の顔も見えた。いつかまた、パエリアを味わいに訪れたいと思った店だった。

《バル・エスパーニャ 概要》                                                            

〔住  所〕札幌市中央区南6条西3丁目 ニューオリンピアビル1F

〔電  話〕011-532-0001

〔開店時間〕平日・土 18:00~27:00

      日・祝日 18:00~25:00

〔定休日〕 無

〔訪問日〕 令和3年3月18日

 


ロングウォーク to 西宮の沢 & リターンホーム

2021-03-18 16:28:07 | 札幌ウォーク & Other Walk

 一昨日とは正反対に「北5条手稲通(旧国道5号線)」を一路西へと向かった。「丸亀製麺 西宮の沢店」を目ざしたのだ。そして帰りはそれと並行するように走る「二十四軒手稲通」を帰って来た。歩いた距離14.2キロは一昨日より短かった。

 時折り小雪がぱらつく肌寒い気候だったが、ロングウォークを決めていたので迷わずスタートした。一昨日は東に向かったが、今日はそれとは正反対に我が家から西を目ざした。

   

   ※ 北1条通と北5条手稲通を繋ぐあたりはまだ都心に近いこともあり高いマンションなどが目立ちます。

 目指すは北5条手稲通沿いにある「丸亀製麺 西宮の沢店」で昼食にうどんを食し、帰ってくるという設定だった。往復すれば一昨日より長い距離になるのでは?と考えてのコース設定だった。

   

   ※ この日の目的地だった「丸亀製麺 西宮の沢店」です。昼時とあって長蛇の列でした。

 「隣の芝生は青い」とはよく言われる比喩であるが、故坂口一弘氏がロングウォークで函館市をレポすると毎回とても魅力的なレポを提供してくれた。それに比べて札幌はなかなか魅力的な光景に出会えない。函館市が歴史豊かな街なのに対して、札幌は歴史が浅いうえに、急激に街が大きくなったこともあって魅力的な建造物や光景が失われてしまったのだろうか?それとも私の観る目が節穴だからだろうか?一昨日も、今日も、写真に残すような光景には出会えずじまいだった。私の目と感性を鍛える必要がありそうだ。ということで、ここに掲載する写真は魅力に乏しいことをお断りします。

   

   ※ 都心をやや離れ北5条手稲通に入ったところ辺りは自動車の販売店などが軒を並べていました。

   

   ※ 路上にほとんど雪はありませんでしたが、時には取り残されたような雪山がありました。

   

   ※ 「白い恋人パーク  あと2㎞」の看板を見て、白い恋人パークサッカー場に寄ることにしました。

   

   ※ 琴似発寒川の流れです。河原にはまだまだ雪が…。

   

   ※ この日唯一といって良い注目した「むし博士」の看板。昆虫販売の店でした。

   

   ※ 白い恋人サッカー場は コンサドーレ札幌の本拠地。練習見学は現在できないとのこと。

 今日気付いたことの一つは、街中を歩いていると私と同世代と思われるシニアの方が、ザックを背にウォーキングに勤しんでいる姿を時折り見かけることだ。きっと、健康に気遣う人たちが意識的にウォーキングに取り組んでいるのだと思われる。彼らとすれ違うとき「おゝ、同類だな」といった眼差しを感じてしまう。

   

   ※ このような同類と思われるシニアの方にけっこう出会いました。

   

 ところで私が歩いた距離14.2キロだが、今の私にとってはこの程度が精一杯の距離のようだ。一昨日も今日も後半になるとかなりの疲れを感じ、歩く姿もよれているような感じになる。しばらくはこの程度が私にとって相応しい距離なのかもしれない。できればもう少し延ばしたいと思ってはいるだが…。

 さて、春の兆しを探す方だが、こちらは相変わらずまだまだという感じである。こちらの方はむしろ野山の木々の芽のほうが春の兆しを感じさせてくれるのかもしれない。今日歩いていて、栽培種であるがある家庭の庭にクロッカスなのか、スイセンなのか、どちらか分からないが小さく芽を出していたのを見ることができた。

   

   ※ これは何の芽でしょうね。この日唯一目にした植物の芽です。

 そしてこれはお笑いになってしまうが、ウォークを終えて我がマンションの周りの街路樹枡のところを見てみると、私たちが昨年秋に植えたチューリップの球根が芽を出しているのを発見し、小躍りしてしまった。まさに「灯台下暗し」である。チューリップが花開くまではまだ少し時間を待たねばならないが、早く春が来てほしい…。

   

   ※ 我がマンション横の街路樹枡に植えたチューリップが芽を出していました。

 本日歩いた距離 14.2キロ  歩いた歩数  24,240歩


「さっぽろの古を訪ねて」発進準備完了!

2021-03-17 16:12:33 | 「めだかの学校」関連

 一年間の雌伏を経て、現地見学講座「さっぽろの古を訪ねて」第三弾を発進することにした。今回のテーマは「北の守りと開拓を担った屯田兵の史跡を訪ねる」である。コロナの終息はまだ見えないが、十分に配慮しながら講座を運営したいと思っている。

       

 私が所属する「めだかの学校」では、昨年このテーマで講座を開設しようとしたが、ご存じのようなコロナ禍のために断念せざるを得なかった。新年度の開催について仲間でいろいろと議論をし、訪問予定先の施設やガイドしていただく方々とも相談させていただいた結果「感染に十分配慮しながら講座を開設しよう!」という結論に達した。

 私たちが開設する講座「さっぽろの古を訪ねて」は、座学ではなくテーマに沿って現地を訪ねて関連施設や史跡に触れて学ぶ講座である。一年次が「さっぽろの成り立ちを訪ねよう!」、二年次が「お雇い外国人の事績を辿る」、そして三年次の今年が「北の守りと開拓を担った屯田兵の史跡を訪ねる」と続いている。

  今回は、札幌市、および近郊には北海道の開拓を担った屯田兵が集団で暮らした屯田兵村の史跡がたくさん存在するが、その中から、「琴似屯田兵村」「篠路屯田兵村」「新琴似屯田兵村」「山鼻屯田兵村」「野幌屯田兵村」の五つの屯田兵村跡を訪ね、史跡などを巡って屯田兵の果たした役割について理解を深めることとした。

   

   ※ 訪問先の一つ、屯田兵が実際に居住していた「琴似屯田兵屋跡」の建物です。

 私自身は講座開設の責任者として、全ての施設・史跡をすでに事前踏査していて、きっと実りある講座になるとの自信をもって開設する講座である。

 受講者は4月から募集する予定であるが、過去2年の実績では30名の受講者はすぐに埋まるのではと期待している。今月末には添付したようなパンフレットを配布する予定にしている。

 4月から9月まで毎月一度、計6回の開催を予定している。講座を楽しみたいと思っている。

 


ロングウォーク to 新札幌

2021-03-16 17:21:12 | 札幌ウォーク & Other Walk

 歩いた距離15.3キロでロングウォークとはちょっと短いような気がしないでもないが、まあ今の私には適度な距離かもしれない。歩いたのは北1条通りと南郷通りというメイン道路だったので、歩道は乾燥していた。しかし、春の息吹を感ずるにはやや早かったかもしれない。

 過日、不慮の事故でお亡くなりになられ、私が敬愛した坂口一弘氏が特に予定のないときに、函館市内をロングウォークと称して歩かれていたことを思い出し、私も真似事のようなことをやってみようと思い立った。

 というのも、雪上ハイクは先日やってみたところ雪が腐りかけていて「もう限界かな?」と思い始めていた。そこで坂口氏同様に街中を歩き回るのも、やがて来るアウトドアシーズンに向けての良いトレーニングなるのではと思ったのだ。

 私がこの春行おうとしているロングウォークに三つのねらいをもたせることにした。

 第一は、もちろん体力づくりである。

 第二は、私が数年来継続している「札幌ぶらり散歩」の延長版として、歩いていて私の琴線に触れる光景をレポすること。特に、3月は街中に見つけた春の兆しをレポできればと思っている。

 第三には、私が現在はまりにはまっている「丸亀製麺」であるが、札幌市内には全13店舗が展開しているらしい。その店舗が札幌市内全域に広がっているようだ。この「丸亀製麺」の全店舗制覇もこのロングウォークに取り組むねらいの一つにする。

 というように欲張ったねらいをもって、取り組むことができればと思っている。

 さて、本日のロングウォークであるが、空は晴れていたものの風があり、やや肌寒い気候でウォーキングには適したコンディションだった。

 自宅から北1条通りを東に向けて出発した。歩道には雪はなく乾いていたが、ところによって歩道脇には排ガスで真っ黒になった雪山が残っているところもあった。

   

   ※ 今日歩いた中で最も雪の多かったスタート直後の知事公館前の歩道です。

   

   ※ 一方、まだ開館前だというのにNHK札幌放送局前はご覧のとおり雪一つありません。

   

   ※ 北1条通りでもところどころにこうした黒い残雪が残っていました。

   

   ※ 街角で出会ったフレッシャーズ。この季節ならではの光景です。

 北1条通りを東10丁目まで進み、そこから「水穂大橋」を渡って南郷通りに入った。あとはひたすら南郷通りを東に向けて進むだけだった。南郷通りは国道12号線とほぼ並行して走っている通りだが、ほとんどが二車線となっていて交通量も多く、通りに面しては商店などが多いものの、私にとっては興味ある光景に出合うことの少ない通りだった。そうした中で敢えて見つけた3件をレポすることにした。

   

   ※ 水穂大橋上から豊平川の流れを写しました。川中はまだまだ雪景色です。

   

   ※ 歩く者にとっては、このサークル状の陸橋はけっこう大変ですね。

   

   ※ 南郷通でも新札幌に近いところで写したものです。三車線になっていますね。

   

   

  ※ 質屋さんを兼ねた古物商のようですが「バナナ」というネーミングの由来は何でしようね?

        

    ※ この「BRA 泡立ち」は看板はこれのみです。ちょっとおしゃれ?

   

   ※ インパクトあるペットサロンの看板です。落下しないように造ったんでしょうね。

 通りから雪は消えたものの、ビルや家の前の緑はまだ冬眠中(?)と見え、春の息吹を感ずる光景には出会えなかった。

   

   ※ 庭の植物たちにとって春はまだちょっと先ということですかね?

 歩き続けること3時間15分。目的地近くに今春からオープンする札幌学院大学の新札幌キャンバスの真新しい建物が目に入った。地下鉄駅からもJR駅からも近い好立地である。

   

   ※ 新装なった札幌学院大学の新さっぽろキャンバスです。

   

   ※ 新さっぽろ駅が入るサンピアザ、デュオ、カテプリ、イオンなどが入るなどが入る

    複合ショッピング施設です。(写真は2番出口です)

 そして地下鉄新札幌駅の上に立つ、カテプリ内に出店する「丸亀製麺 カテプリ新さっぽろ」店でうどんに舌鼓を打ち、地下鉄を駆って帰宅したのだった。

   

   ※ 「丸亀製麺 カテプリ新さっぽろ」店です。

 歩いた距離 15.3キロ 歩いた歩数 21,638歩


映画 ダーティハリー 1・2

2021-03-15 16:42:04 | 映画観賞・感想

 NHK・ BSプレミアムが「ダーティハリー」シリーズを盛んに放送(放映?)している。今日までに1から3まで放送され、明日16日(火)にシリーズ4が放送される。そこでこれまで観たシリーズ1・2をレポすることにする。

        

 これまでに2月25日にシリーズの最初となる「ダーティハリー」(1971年制作)、3月4日に「ダーティハリー2」(1973年制作)が放送された。

 ダーティ…、つまり汚いとか、汚れているとかと訳されるが、映画の主人公サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン刑事は組織に縛られず、規律から逸脱する市警においてはアウトロー的な存在である。そのハリー・キャラハン刑事をクリント・イーストウッドが演じ、彼はこの映画で一躍人気者に躍り出て、彼の出世作となるのである。

 シリーズ1におけるキーワードは「ミランダ警告」という存在である。「ミランダ警告」とは、犯罪者が取り調べを受ける際に、捜査する側は被疑者に対して「①あなたには黙秘権がある。②なお、供述は、法廷であなたに不利な証拠として用いられる事がある。③あなたは弁護士の立会いを求める権利がある。④もし自分で弁護士に依頼する経済力がなければ、公選弁護人を付けてもらう権利がある。」という4項目を告知したうえで取り調べに入らなければ、被疑者が不利になるとして公判で被疑者の供述が証拠として用いないとする原則である。

 映画はこの告知を怠ったことで、殺人犯が放免となり、その後も次々と殺人事件を引き起こしてサンフランシスコ市警は犯人に振り回される。そこで市警の上層部からは煙たがられているハリー刑事が登場し、派手な射撃シーンを展開しながら有無を言わせず殺人犯を射殺してしまうというストーリーである。

        

 一方、シリーズ2の方は、巨悪の源がサンフランシスコ市警の上司だったという意表を突くストーリーである。サンフランシスコではギャングのボスやマフィアなどが次々と殺されるのだが犯人はようとして捕まらない。手詰まりのサンフランシスコ市警は殺人課から遠ざけられていたハリー刑事を殺人課に呼び戻し操作を担当させる。その捜査の過程でハリー刑事の上司が殺人集団の源であることが発覚する。上司がなんのために殺人集団のボスであったのかは映画の中では判然としないのだが…。シリーズ1においてもそうだったが、映画は激しいアクションシーンやカーチェイスの場面が売り物の一つのようだ。クリント・イーストウッドはこの時すでに40歳を超えている。アクションを演ずるには峠を越えていると思われるが、渋い表情をしながらのアクションもまたいい。

   

 ※ 表情一つ変えず冷酷に拳銃を放つイーストウッドはまさにニヒルな刑事がはまり役だった?

 純粋に娯楽映画として見るには肩の凝らない楽しい映画である。シリーズ3・4も楽しみたい。映画はシリーズ5まで制作されている。はたしてNHK・ BSはシリーズ5も放送するのだろうか??

 


雪上ハイク in 西岡山中

2021-03-14 18:37:20 | スノーシュートレック & スノーハイク

 先に進むルートが判然とせず、何度も何度も引き返そうとした。初めて踏み込んだ札幌市自然歩道「西岡~真栄・有明ルート」は先行者の踏み跡が判然とせず、迷いに迷った。それでも一つの目的地だった「山部川分岐点」までなんとか辿り着くことができた。

 昨日(13日)も好天だった。なんとか今冬中に札幌市自然歩道の「西岡~真栄・有明ルート」に足を踏み入れてみたいと思っていたので、空が晴れているのを見て迷いなくスタート地点の「西岡レクの森」に向かった。(スタート地点は2月26日に巡った「西岡レクの森」と同じところである)

   

   ※ この日のスタート地点となった「西岡レクの森」の入口です。

 最初はルートが踏み固められているものと思い、トレッキングシューズに軽アイゼンを装着してスタートした。ところが数歩も歩かぬうちに足がずぼずぼと埋まってしまうのに閉口して、直ぐにスノーシューに切り替えた。考えてみたら、このルートは先日まで近くでスキートライアスロンの大会が行われていたために立ち入り禁止となっていて、解禁後もあまり人が立ち入っていないようだった。このことが、その後私を大いに悩ますこととなった。

   

   ※ 先行者の歩いた形跡がほとんど見られず、くぼみの部分を進みました。

   

  ※ 迷った分岐の一つで、真っすぐの足跡の方が濃いのですが、正解は右に折れる道でした。

 歩き始めは微かに足跡が認められそこを辿って進んでいった。ところが1キロも進んだころだったろうか?足跡がまったく認められなくなった。私はなんとか進むべきルートを探そうと何度も行き来しながら手がかりを探した。すると、遠くに色がくすんだ赤いテープが木の枝からぶら下がっているのを見つけた。「これはルートを示す印に間違いない」と考え、そちらの方向に進んだ。時にはテープが見当たらないため引き返そうかと頭をかすめたが、勘を頼りに進んだところテープを見つけることもあった。幸いこの日は風もなく穏やかな天気で時間も早かったので、危険を感じることはなかったが十分に注意せねばならないことだと自らを戒めている。

   

   ※ 前方に見える赤いリボンが心強い助けとなってくれました。

   

   ※ ここは何となく前へ進む道が分かると思います。

   

 ※ この部分も先行者の足跡はまったく見えません。しかし、なんとなくを信じて進みました。

 そんなことを繰り返しをしながら前へと進んでいると、前方に黒い川状の模様が目に入った。「山部川に着いたのかも!」と思ったのだが、なんとそれはアスファルト道路だった。その道路は私が駐車した道路の延長線上にあるゴルフ場に通ずる道路だったのだ。(ガックリ)

   

   ※ 前方に黒い線状のものが見えた時は「山部川だ!」と思ったのですが…。

 気を取り直し、目的地の一つ「山部川」に向かって雪上ハイクを続けた。この地点からは先行者の踏み跡はなかったが、作業用林道(?あるいは自然歩道)が幅広く付けられていたため迷うことなく前進することができた。ルートは札幌の山奥深くに立ち入った気分だった。進むにつれ、谷底が大きく割れて眼下のかなり下を細く山部川が走っているのが目に入るようになった。目的地は「山部川分岐」というところだ。

   

   ※ 山部川はさらに1.7キロも先でした。

   

   ※ 山深い渓谷の先に細い山部川の流れが見えます。札幌の山懐深く踏み入った感じです。

 山部川を眼下に見ながら進んでいると、その深い谷間に架かる橋が目に入った。「山部橋」だろう。近づいてみると、橋全体の構造は残っているものの、橋に架かる踏板などは剥がれたままで、橋を渡ることは不可能のようで、人が渡った形跡も見られなかった。

   

   ※ その深い渓谷に架かる「(前?)山部橋」です。   

   

   ※ 傍によってみると山部橋は渡ることができる状況ではありませんでした。

   

   ※ その橋の袂にあった標識です。ここが「山部川分岐」ではないかと判断した材料です。

 橋は数年前の台風で通行不能になったと札幌市のHPは伝えていたが、昨年の札幌市自然歩道の案内では、通行不能の案内は無くなっていた。ということは別に橋が架けられたのかもしれない。それを確かめる術はなく、私はこの日これ以上進むことを断念した。多分、橋の辺りが「山部川分岐」だと判断した。

   

   ※ 春らしい光景です。熱を受けた枝が雪の中に深く沈んでいます。                     

   

   ※ スノーシューは水分を含んで重く、一歩一歩雪の中に深く沈みました。

 心地良い天気の中で小休止を取り、軽食を摂った後、この地点から折り返した。先日の三角山~小別沢もそうだったが、未解決の部分はできれば夏道になった際に確かめることができれば、と思っている。この日の総行動時間約3時間10分、行動距離7.5キロ、距離は短かったが、春雪にスノーシューの一歩一歩が雪に埋まり、おまけに金属部分に雪が張り付くために、体への負荷はけっこうあった雪上ハイクだった。


改めて3.11を考える

2021-03-13 19:54:19 | 環境 & 自然 & 観察会

 一昨日、東日本大震災から10回目の3.11を迎えた。その日、NHKが伝えた2本の特集番組を視聴した。BS1スペシャル「映像記録 東日本大震災 1年の苦闘」とNKKスペシャル「定点映像 10 年の記録~100ヵ所のカメラが映した復興」の2本である。映像を見ながら改めて3.11を考えてみた。

 ※ 掲載写真は全てテレビ画面を撮影したものです。

 毎日しょうもないことを(これ方言?)書き綴っている拙ブログであるが、時には骨っぽいことも書かねばならないなぁ、と思っている。そう考えると、今が旬の話題はやはりコロナか大震災10年だろう。ということで、昨日録画しておいた10年目を迎えた3.11を特集した二つの番組を視聴した。

   

 私が特に心が動いたのは BS1スペシャル映像記録 東日本大震災 1年の苦闘」の方だった。番組が意図して編集したとは思わないが、被災した住民には二つの顔があったように思った。一つは岩手県の沿岸難民の方たち。そしてもう一つの顔は福島県の原発避難区域の住民たちの顔だった。

 映像で見るかぎり、直接津波に襲われた沿岸の悲惨さは目を覆うばかりで諸兄の多くも記憶されていることと思う。一方、原発避難区域の方は一見何の被害も見当たらないような光景に映った。それなのに1年間の人々を追う中で、住民の表情には明らかな違いがあるように映った。

   

 陸前高田市は津波で壊滅的な被害に襲われたにも関わらず、地域の伝統である「動く七夕まつり」の山車を2011年のその年に被害に遭わなかった山車1基で復活させ、10年後には10基までに復活させたという。

 また、南三陸町でワカメ養殖を生業としていた漁業者たちは、行政に頼らず自分たちの手で海底を清掃し、いち早く養殖を再開させ、10年後の今は以前と変わらぬ生産量をあげるまでになったと伝えていた。両市町の住民の方々の表情には明るい前向きの表情が見られた。

   

   ※ 南三陸町の漁民の方々は従来の生業のワカメ養殖に精を出しています。

   

   ※ 陸前高田市で復活した「動く七夕つまり」の山車の様子です。

 一方、原発避難地域(おそらく浪江町の方々だと思われるのだが)の若手経営者たちが集まって今後のことを話し合う場面があった。その場面では、誰もが見通しの立たない将来への不安を抱え、どうしたら良いのか不安やいらだちの表情を見せていたのが印象的だった。

   

    ※ 浪江町の住民だった若手経営者たちが今後のことについて話し合っているところです。

 この二つの表情の違いが、今回の大震災の復興の難しさを象徴しているように私には思われた。片や津波で甚大な被害を被ったものの、これ以上の被害を被ることは当面は心配がなく、復興に向けて一路邁進することで道が開かれるという望みがもてる状況にある。それが彼らの表情を明るくしていると私には映った。

 一方、原発避難地域の方は、汚染地域がいつ解除されるのか、解除されたとしても人々は戻ってくるのか、まったく見通しが立たない中におかれている。これでは不安やいらだちの思いにかられるのは無理のない話である。

 ここからは私見であり反論も予想されるが、敢えて今回は述べさせてもらうことにする。

 一言で言えば、津波の被害は天災であり、原発の被害は人災だったのではないか、ということである。そして私はこの二つを次のように規定したい。天災はある種防ぎようのないもの(いやいや備えさえ十分にしていればという意見もあるだろう)、一方人災は人が誤って起こしてしまったもの、と私は考えたい。

 原発についてはさまざまな意見があることは承知している。そしてこれまで私たちは原発が産み出す電力によって豊かな生活を享受してきたという思いもある。しかし、私たちは福島原発の事故によって、原発がとても危険で、人間が制御できないものであることを私たちは知ってしまった。また、使用済み核燃料(核のゴミ)の最終処分地を巡る問題も一向に解決の糸口を見いだせずにいる現状である。

 私は拙ブログにおいて、政治的意見と宗教的意見はご法度としてきた。しかし、原発問題はけっして政治的な問題ではなく地球を持続可能な星として在り続けるために、原発に頼ることは即刻止めるべきだと考えたい。

 過日の新聞で脚本家の倉本聰氏は「僕らは好むと好まざるとにかかわらず、原発の恩恵に浴してきました。だから僕はこう考える。地下最終処分場の上に病院や介護施設を備えた『理想の楽園』を造ってもらい、僕らのような年寄りが 移り住むのです。ただし、原発の再稼働は嫌だ。今まで使った電力分の責任は持つけど、それ以上の責任は持てない」と…。私も倉本氏の意見に全く賛成である。

 


珠玉のデュオ「ひで&たま」を見つけた!!

2021-03-12 15:34:19 | ステージ & エンターテイメント

 珠玉といったら言い過ぎだろうか? いや私にとっては珠玉そのものと言って良い素晴らしい夫婦デュオに出合った。「ひで&たま」は1970年代に一世を風靡したフォークソングをカバーするデュオである。特にたまが歌う中島みゆきのカバー曲は秀逸である。

 私はYou Tubeなどあまり楽しむ方ではない。それが半月ほど前、何かの偶然でたくさんのカバー曲をYouTubeにあげている「ひで&たま」という夫婦デュオに出合った。彼らは30代前半といった感じの二人である。

       

 最初に出合った曲は確か中島みゆき作詞・作曲の「ヘッドライト・テールライト」だった思う。出だしのたまさんの歌声を聴いただけで一気に彼女の声にはまってしまった。彼女の声だけでなく、ひでさんのギターテクニックも相当なもので、アマチュアの域をはるかに超えていた。

 私は夢中になって彼らの曲を次から次へと聴きまくった。彼らは中島みゆきの曲だけではなく、1970年代を中心としたヒット曲をかなりカバーしてYouTubeにあげている。その数を数えたことはないが、おそらく20曲以上になるのではないだろうか?

    

 その中でも私はたまさんが歌う中島みゆきの曲がもっとも彼女に合っているのではないかと思う。私の中で彼らのカバー曲のベスト3をあげるとすれば、№1「ホームにて」、№2「ヘッドライト・テールライト」、№3「わかれうた」となるかな?

 彼女の歌声の魅力は、へんに技巧的に走らず、素直に真っすぐに歌っているところがとても心地よく耳に届いてくる。彼らがライブをやっているなら、今すぐにでも聴いてみたいと思うのだが、どうやらそれは叶わないらしい。

    

 彼らの住まいは、なんと北海道の様似町だという。そこで彼らは二人とも保育園で保育士をしているとの情報を得た。彼らの密かなる実力は、愛好者の間で全国に届いていたようだ。彼らは岡山、大阪、東京など全国から声がかかり、休暇などを利用してライブ活動をやっていたようだ。しかし、3年前に突如活動を中止し、その後の様子は明らかになっていないようだ。

 なんらかの理由はあったのだろうが、彼らほどの実力のあるデュオには ぜひ復活してほしいと願いたい。

 彼らに対する評価が私の独りよがりでないことを、彼らが演奏するYou Tubeのコメント欄に載せられていたコメントを2~3紹介したい。

 「この二人(ご夫婦)は中島みゆきのカバーでも群を抜いていますね。女の子(たまさん)の歌声は繊細かつ情緒的でありながら力強さも感じさせられました。またギターソロ(ひでさん)はアマチュアにしておいてはもったいないくらい高い技術と表現力で歌と調和していると思います」

「中島みゆきさんのカバーでは間違えなくナンバーワンですね。心地よい歌声をいつもありがとうございます。」

「歌唱力、声質、発声どれも良く、澄んだ声が素晴らしいと思いました。男性ボーカルとギターも上手くハモッていると思います。ライブを聞きに行きたいです。」


 もしあなたが、1970年代のフォークに多少とも関心を寄せられていた方だったら、ぜひとも一度「ひで&たま」をお聴きいただきたい。私のページに彼らの歌声をのせる技術が私にはない。ウェブ上「ひで&たま」と打ち込むと彼らのYou Tubeに到達します。ぜひ一度聴いてみてください!!