「スタイル アサヒ」をご存知ですか? 朝日新聞をとっていれば送られてくる月刊誌?です。 その11月号(2009-第02号)をパラパラとめくっていたら、その中の記事で、へえ~こんな言い方もあるのだと、驚き、かつ感動しました。
「診療所の窓辺から」「いのちを抱きしめる、四万十川のほとりにて」と題しての連載もののようなのですが、小笠原という内科の診療所のお医者さんが書いていました。
「『秋』と聞いて 思い浮かぶもの」という散文なのですが、その中に書いてあったこと。 高知県西南部地方には、こういう言葉があるそうです。
”秋をする”
”秋で疲れた”
”秋がやっと済んだ”
賢明な読者の皆様は気付いたことと思います。
そうなのです、「秋をする」とは「稲刈りをする」ということを表現しているのです。
いい言葉です。感心してしまった。何と味わい深い言葉でしょうか。個人的には『秋をする』ことはもう永久にない(経験は一度もありません。)こととは思いますが、この言葉はこちらでも使って、少しでも広めていこうかなと思っています。
こういう生活に密着した言葉はなくしたくはありません。大事にしていきたいと思います。