鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

青春ドデン

2023-12-05 15:17:04 | 思いつくまま

       

今日はなんか変な天気でした。朝方はとっても寒かった。でも、昼前はとっても暖かかった。3時間ごとの気温で見ると、午前3時は2.1℃、6時は3.8℃で9時は4.0℃でした。きのうの9時は7.5℃もありました。それが正午にっは一気に2.5倍の10.9℃です!! そのごはなんか曇りがちになってきました。つまり冴えない天気になってきたということです。きょうは9時30分までに小学校へ行かなければならなかったので、9時ころの朝の散歩はなしとなりまして、午後の散歩ということになりました。

                 

 

 

きのうのことですが、いや、おとといとなります。3日の日曜日の午後メディアテークの7階ホールで映画の上映会があり、事前予約もしていましたので行ってきました。映画の題名は「青春ドデン」です。何とも面白い映画というか、題名からしてなんじゃこれは?と思わせる映画でした。この映画のことを知るきっかけは、朝日新聞の10月17日付けの「ひと」のコーナーでした。タイトルが「岩手県九戸村でファンタジー映画を自主制作する」「柴田 清克さん(51)」というものでした。

 

もちろんこの映画監督を知っているわけではございません。全く存じ上げておりません。引っ掛かったのは””岩手県九戸村””問う文言です。実はこの地に仙台で大変お世話になった方が住んでおりまして、時々メールなんかのやりとりをしていました。だから日本一広い県である岩手県の村の名前を知ったわけです。その後誰だったかは忘れましたが、戦国時代に地の利を生かして大いに活躍した武将「九戸政実」の小説を読み始めてその名前を知りかつすごい人がいたものだと感心したのでございます。何しろほぼ全国統一を成し遂げた豊臣秀吉に逆らい反旗を翻し、堂々と戦った戦国武将なのであります。これを誇らずして何を語るべき。そういう歴史のある、由緒正しい村の映画なのでございます。いやあ、詳しくはほとんど覚えてはいませんが、政実の活躍には痛快さを覚えながら読んだもので、かって読んだみちのくの英雄「阿弖流為(あてるい)」の活躍とダブってしまったかもしれません。

                         

さらに、11月4日付けの朝日新聞のみちのく版というか地元版に大きく掲載されていました。見出しです。『九戸村民が熱演』『九戸村応援映画』『村と唯一の高校存続のため  魅力を全国発信』『岩手県内や仙台で上映』というものです。4日の記事の内容から抜粋して読んでいただきます。さすが新聞記者だけあって、文章には感心感服つかまりました。

 

                  

≪人口減少が止まらない岩手県九戸村と地元唯一の高校の魅力を全国に広めようと作られた映画「青春ドデン」(製作・九戸村映画製作委員会)が完成した。自然豊かな村にやってきた移住者たちを描いたファンタジー映画・・・。≫ ≪(村は)過疎化が進み、1980年に8496人だった人口は約5千人に減少。伊保内高校は生徒数が減り続け、今は約50人。将来的に存続が危ぶまれている。≫ ≪村の人たちはこの映画で九戸を知ってもらい、移住定住や高校入学者の拡大につなげ、明るい未来を作り出そうと考えている。≫ ≪出演したのは総勢約300人の素人ばかりだが、「ドデン」という方言の通り、驚きの展開が続き、飽きることない102分間の本格映画に仕上がった。≫

                 

演技のことを言ったらレベルで言えばそれはそれはひどいものですが、見ているうちにその素人っぽさがよくなってくるというか、すんなりと受け入れられるというか気にならないようになります。最初はひどかった、なんじゃあこれは!?とあきれたのですが、そこは監督の演出の素晴らしさなのか、あまり気にならなくなり、逆にそれがよくなってくるのですから不思議なものです。

 

監督があいさつで言っていました。最初の15分だけは我慢してみてくださいと。導入部がいろいろとこれから展開するために必要だったのでしょうね。そしてこういう面白いことを言っていました。映画の撮影では「テスト」と「本番」がありますが、監督は”リハーサル”と言っていたな、リハーサル「本番」となると堅ぐるしくなってしまって困った、そこで本番と言わないようにして、リハーサル行きますと言いつつ、実際は本番を撮るという手法に切り替えたと。

             これは役場のパンフから 

この映画の作成に当たっては、国県村から一切の助成金はもらっていないとのこと。製作費はすべてクラウドファンディングや寄付等でまかなったとのこと。その心意気や良しですが、文科省というか文化庁くらいからもらえばよかったのに・・・と思ってしまいます。

これから上映会をどうするのかは分かりませんので、メディア販売の協力をさせていただきます。Blue-ray 2,000円で、2024年1月から郵送開始。申し込みはFAX または eメールで。映像配信も500円でOKとなっています。

Fax: 0195-41-1005 九戸村映画製作委員会

メール: h-ito@vill.kunohe.iwate.jp

問い合わせは、0195-42-2111 九戸村映画製作委員会 伊藤仁

 

           午後からの撮影 

 

          

                    

 


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