鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

俘虜用郵便葉書、

2023-12-27 14:12:41 | お知らせ

 

風はありますが、あったかいです。とはいっても正午で7.9℃ですが。きのうの正午は8.7℃で、その後も上がりきのうの最高気温は11.0℃となっています。すごいですね、師走も26日ですよ、それで10度越えですから。きょうはきのうほどは上がらないと言っていたかな。

     

 

きょうもシベリア抑留の続きで、その3になります。俘虜用郵便葉書です。パンフレットの説明では、「抑留者が赤十字などを通じて故郷とのやり取りをした往復葉書です。ソ連側の検閲があったため、すべてカタカナで書かれたものや、抑留先の実態とかけ離れた内容が書かれたものがあります。」

 

 ① 

 ①と②が一致しているかどうかは分かりません。

 ② 

 ③ 

 ③と④が一致しているかどうか分かりません。

 ④ 

 

 こっちの方が分かるかな。向かって左端に「俘虜郵便」とゴム印が押されています。

みなさんの中にはNHKラジオで毎朝(だけではないのかも)放送された””尋ね人の時間””というのを覚えている人がいますか?私は子ども心にも神妙というか、しんみりとして聞いていた記憶があります。 

『むかし満州のどこどこに住んでいた〇×さん、だれだれさんが探しています』というようなものだったかな。 外地からの引き上げというと京都の舞鶴港でしたっけ。中国や朝鮮からの引揚者は舞鶴に上陸した人が多かったですよね。

二宮が主演したシベリアの捕虜収容所での実話は「ラーゲリより愛を込めて」でしたね。山本幡男という実在した人の物語でした。最後がとっても感動的でしたね、かってお世話になった人たちがそれぞれ自分の言うべき感謝の言葉を、家族に向かって話していく場面がありました。泣けますよね、どうしたって。紙には残せないために、一人一人が分担して記憶していったんでしたっけ。

そうそう今回の三館の合同巡回展ではこういう資料も展示されました。一般邦人の地域別引揚者数です。

 

 満州:1,003,609人、朝鮮:713,287人、中国:490,954人、台湾:322,156人、千島・樺太:277,485人、大連:215,037人(大連も中国ですよね)

「終戦時地域別日本軍残存人員一覧」という表もありました。陸軍海軍、国内外合わせて約790万人の軍人がいたことになります。陸軍が434万人、海軍が355万人で、海軍が結構多かったんだなあと思いました。

今となって言えることかもしれませんが、資源のないこんな小さな島国がよくもまあアジア太平洋に進出し戦ったものです。正気の沙汰とはとても言えません、アジアの地図を見れば。

 

     

 

     

 


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