27日に購入したアユの雑誌の件。
「1985年創刊 鮎時代を創造するパイオニア専門誌」と銘打つ、 「鮎釣り 2006」(「鮎2006」という雑誌もありました) 別冊つり人 Vol.202 (株)つり人社 定価1600円(税込み)
なかなか面白い本で、アユつりのことだけでなく、他の情報もあるのがいい。
内容は; ・疾風怒濤の「入れ掛かり」劇場; と題して、村田満ら3人の釣行の様子
・やっぱり悠々自適のマイ鮎ライフ; と題して、竹竿の紹介や高橋祐次の極上入門教室他
・ご当地名手の入れ掛かりスタイル; と題して、秋川、那珂川、九頭竜川等6河川でのご当地名手の紹介
・”06燃える競技魂”最・新・釣・技・論; と題して、ソリッドでいえば、島啓吾(シマノ)・伊藤正弘(ダイワ)・福田真也(がまかつ)の紹介、小澤剛のインライン釣法、伊藤稔の小針の徹底解明等12のつり方の解説
・極上・天然物語;と題して、米代川支流藤琴川、山形県赤川、和歌山県熊野川の紹介
等々、バラエティに富んだ記事が一杯載っていますが、初めて知ったような記事やとてもためになるような記事もあります。
①「鮎釣りかわら版」 日本プロ友釣協会・吉川賞治会長が語る「JPAの現状 と未来」;
・現在の会員数は、プロは340人、アシスタントプロが183人
・今は、なるべく釣り人とメーカーと漁協との三角関係をうまく保たせようとしている。
・去年は、優勝賞金100万円に車をつけて3回大会を開催。しかし、誰にも知られていない、特に関西地域は。
・協賛金は、シマノ、東レ、オーナー、大橋漁具が出してくれ、シマノは200万、他は60万とか。
・最初は各メーカーの大会を全部JPAに任せて欲しいというのが出発点。
・JPA自体が最初に「本を作ってつり人社を潰す」といっていたとか。(JPAとつり人社は敵対関係にあったのですね。)
・創立時の有名なメンバー、室田正、高松重春等が辞めている。
・JPAが業界を盛り上げるような努力を何かしなくちゃいけない。そうしないと釣り人が戻ってこない。
ということで、JFTとJPAが何とか一緒になって新しい組織を作りたいということらしいですが、これまでダーティーな団体として、ずいぶんマイナスのイメージというかいろんなことを言われていたのですね。
例えば;
・プロ協会に入れば、ダイワ、シマノ等のテスターになれる
・会員になるとワッペンを一枚2万円で買わされる
・末端が金を貢いで、上がいい思いをしている
・プロ協会では釣った鮎を売って、金を自分の懐に入れている
・プロだから1日7万とか8万とるのは当然だと思っている
・会計が不明瞭だ ・ベンツに乗れるぞと踊らされた人もいた・・・etc
いやいやびっくりしました。でも、当地の漁協関係者でもとてもまともとは言えないような人がいて、自分の川とばかり傍若無人に振る舞っている人たちがいるということは聞いていましたから、さもありなんという気持ちもあります。そういう歴史風土があったということなのでしょうか。
②「アユの耳石から分かること」は次回に。