あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

猪苗代湖のしぶき氷

2010-01-17 22:02:29 | プチドライブ・地域の事
先日の事、ばぁちゃんも体調を取り戻しショートステイへと。
孫太郎も来ない…ぽっかりと空いた私の休日か。
朝食の後、見るとはなしに見ていたテレビで
なんと、猪苗代湖のしぶき氷が紹介されていた。

行くつもりはなかったのだが、せっかくの晴れ間と
天気予報士の天達さんの紹介で、どうしようかと迷いながらも
やっぱり 行ってしまった猪苗代湖に出来る『しぶき氷』

去年は暖冬のせいか、出来ずじまいだったしぶき氷。
冬も凍らない猪苗代湖の水は、風に吹かれて飛ばされて凍り
その氷はしぶきを浴び続け、どんどん育って、それを『しぶき氷』と呼んでいる。

家事を済ませて家を出たのは10時半。
そこから国道49号へと、平日とあって車の通りも少なく
ただ除雪車のせいか、野口記念館への車が多かったのか
だらだら運転で、思いがけなく時間がかかってしまった。

猪苗代湖を右手に、車はしぶき氷の案内板を右折して林道を走る事数分。
駐車場に着いたのは11時半くらいか…車を降りてしぶき氷の浜へと向かう事15分ほど。


思いがけず広い道でビックリ!

風はなくて、いつもなら林道を入ってしばらく歩くと
かすかに強風のうねりのような音が聞こえるのだが、耳鳴りのするほどの静けさに
時おり聞こえる野鳥の鳴き声は…あれは何の鳥なんだろうか。

いつもなら人の通りすがりがようやく出来るくらいの細い道なのだが
今年はテレビの取材があったからかどうか…意外と広い道が出来ていてビックリした。

ようやく着いたしぶき氷の場所では、すでに何人かのノンプロっぽいカメラマンが
三脚を立て一眼レフでポイントを狙って…そういう人の傍は、なかなか良い写真が取れる。
そこで、同じような場所を選んで写真を撮り始める。


去年は出来ずじまいだったしぶき氷だが、今年はかなり立派のが出来ていた。


以前来た時よりも風は少なかったが、かなり厳しい寒さに体が縮みあがる様な気がした。


まるでクラゲかのように、小さい氷の粒が数珠繋ぎのように垂れ下がっている。


晴れ間があれば、このスポットから磐梯山が望めたはずなのに…ちょっと残念!

滑って落っこちたらひとたまりもないな…思わず履いた長靴の中で指先に力が入る。
足場は悪く、ちょっと油断したら転んでしまいそうで…慎重に写真を撮り続けた。


三脚を立てて防寒着を身にまとった人影も絵になるなぁ…。


見上げるほどのしぶき氷。


遥か彼方に日差しが…天使の階段がうっすらと見え、湖面にキラメキが!

やっぱり 私と同じようにテレビを見て来た人もいて
女性何人かのグループが、天達さんがどうのこうのって、この辺だよね、とか
この氷を触ったのかな~だとかキャッキャ♪と、携帯で写メを撮っていた。

やっぱり 考える事はみな同じなのかと…思わず苦笑。


小さな木の実さえも、厚い氷に閉ざされている。


こんな細い枝先までも凍て付いてしまって…。


帰りは来た道と別のコースを…また違った景色を見る事が出来た。


打ちつけられた波が固まり、まるで蓮の葉のように見える。
これを蓮の葉氷という。


思いがけず、何度も来ている人と話をする事が出来て
今日は天気が良いので磐梯山が見えるかと思ったけど残念だなぁ~と
本当だったら、しぶきはもっと奥の雑木林の辺りまで来るはずなんだが
暖冬だから仕方がないのか…時期をずらしてまた来てみる事にする…と。

私は次の機会は考えられずに、思いつく場所を手当たり次第写真に収めた。


厳寒のなか、セキレイ?だろうか…浪間に漂う氷の塊を飛び回っていた。

厳しい寒さの中で凍りついた木々は、ジッと春が来るのを待っているのだろうか。
それにしてはあまりにも厳しい環境で、同じ方向からの風雪に
木々の片方にだけ雪が凍り付いている景色は痛々しい気がした。



コメント (50)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする