無病息災を祈願する会津地方に伝わる伝統行事で
この歳の神の火に当たると風邪を引かない、腹痛を起こさないとして、
体の前後をあぶり…また、その火で餅やするめを焼いて食べたりする。
今朝ヒメの散歩の時に撮った点火前の歳の神
今日は小正月とあり、女の正月とされているけど
いつもと同じような日を過ごしてしまい…ちっとも小正月の恩恵を感じなかったが
この日は我が地区でも歳の神が行われて、夕食後ちょっと覗いて来た。
先日の日曜日に子供会が各家庭を回り、正月飾りと藁や若竹を集めて作ったものだ。
正月飾りを集める日は前以て連絡はあるのだが
どうも、家庭に子供会に入っているくらいの子供がいないと
つい忘れてしまって…昔のように一軒一軒声をかけて集めるって事はしなくなったようで
慌てて正月飾りや去年の起き上りこぼし、しめ縄などを持って行き
出来上がった所に潜り込ませてきたのだが、けっこうそういう家はあるようで
当日にはゴミ収集所みたいになっていたのが笑える。
ともあれ、点火は7時だと言うので、7時ちょっと過ぎに出掛けてみる事にした。
すでにかなりの人が集まり始めていた。
てんでに餅やするめを持って、続々と人が集まって来る。
唯一見た超小柄なおばぁちゃん♪
雪も降らずに寒さは厳しいものの、数多くの人が手に手に餅やするめを
長い竿に針金で焼き網をくっ付けて、そこに餅やするめを乗っけて
おき火になったような場所に置いて焼いている。
こんなふうに焼き網を使ってお餅を焼いている。
ぼうぼう燃えているところだと
焼きあがらないうちに表面が真っ黒になってしまうからだ。
あちらこちらに塊りが出来て話が弾んでいる。
新年の挨拶だとか、日常の悲喜交々の話…周りを走り回る子供達と
こうしてみると、けっこう我が地区も人数がいるのだと
こういう時じゃないと実感できないんだよね。
ただ、だんだんとお年寄りの姿が少なくなって、新しい子供たちが増えていたり
世代交代なんだろうなぁ…元気そうなお年寄りの姿が少ないのは寂しいものだ。
と言う事で、燃え上がる歳の神UP!
いろんな災いを燃やしてくれたかな♪