梢に一羽のスズメ
分かってはいたのだけど
この春日和の後には、その後一週間ほど天気が崩れ
雨か雪か…そういう天気予報で
でも朝起きて、まだ薄暗くてもすぐにカーテンを開ける。
このところ年のせいか早く目覚める。
農作業なんかも出来ないって分かっているのに
大人しく布団の中で二度寝とかすればいいのに
そう思うのに目が覚めて寝ていられない。
春日和のあとは外は雪景色だった。
キッチンの窓から見える他所んちの畑は
すでに真っ白で…さすがに天気予報の正確さに驚かされる。
この春日和の後には、その後一週間ほど天気が崩れ
雨か雪か…そういう天気予報で
でも朝起きて、まだ薄暗くてもすぐにカーテンを開ける。
このところ年のせいか早く目覚める。
農作業なんかも出来ないって分かっているのに
大人しく布団の中で二度寝とかすればいいのに
そう思うのに目が覚めて寝ていられない。
春日和のあとは外は雪景色だった。
キッチンの窓から見える他所んちの畑は
すでに真っ白で…さすがに天気予報の正確さに驚かされる。
こんな雪から雨になったりで何もできないので
3月3日のお雛様も終わった事だし
早々に仕舞ってしまおうと、玩具部屋と化した
省吾さまグッズの置いてある部屋へと
出すときも大変だったけどしまう時も大変だった。
3月3日の次の日は私の結婚記念日で
あと一年ほどで金婚式を迎えるはずなのに
それを待たずして旅立ってしまった夫。
昔むか~し、朝早くから体中グルグル巻きにされた
花嫁衣装に出来上がった私はまるで姫だるま。
追われるような1日に、ようやく一息ついたのは
ホテルの一室であった。
次の日には京都へと、覚えているのは外国人が多かったことと
帰りの新幹線で茹で卵を夫の額で割ったら
烈火の如く怒られた事…なにもそんなに怒らなくてもさ~
その時に夫って意外と気が短い人だったんだなって
初めて気が付いたこと。
あれから本当にいろんな事があった。
このブログでも何度か書いたけど
いっつも出掛けるとケンカばっかりで
お外ご飯していこうと言えば、うちで食べると
誰が用意するんじゃい!!って思ったこと
それでも一生懸命に働いて兼業農家だったから
休みもろくに休まずに農作業をしていたこと。
育児介護なんては女の仕事だと
男は外で働いて金を稼いで来る…そんな昔気質な夫だった。
だけど一度だけ長女の夜泣きの時長時間あやしても泣き止まず
思わず布団の上に投げ出したら
夫は黙って抱っこしてくれたこと。
ばあちゃんの介護でにっちもさっちも行かなくなった時
黙って愚痴を聞いて、手を抜けと…そのために病院があったり
在宅支援の相談員さんがいるんだと言ってくれたこと。
本当に数えるくらいしか手を貸してくれなかったけど
ずるいよな…今 そういう事がくっきりと思い出される。
もうすぐ、あれから一年。
まだ一年か、もう一年なのか
ハッキリと分かったことは、夫はもうどこを探しても
いなくなってしまったんだって事。
自由さと寂しさと、どっちもどっちだけど
私の思い描いていた老後とはかなり脇道に逸れてしまった。
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