電話勧誘でもそうだが、最初から最終的な目的をいわないのが常道のようだ。来訪目的などを最初に言うと、その時点で断られて話が進まないからなのだろう。まずは相手を「引っ張り出す」ことが先決なのである。今回も「試飲用の製品お持ちしました」というのは、まず相手を玄関口まで出させるための手段であろう。それにしても販路拡張で一生懸命なのはわかるが、すでに配達されていると分かった瞬間の態度の豹変はいただけない。もしかしたら営業所の社員ではなく一契約いくらで雇われた勧誘アルバイトなのかもしれない。とにかく最初に「もの」でつりながら本題に入るやり方は好きではない。大昔の中学生のころのことを思い出した。