ところがこの歳になって大学時代の連中と比べてみて、幸か不幸か自分の頭が薄くもなく、まだ余り白髪も目立たないので今更ながらに不思議に感じている。同級生から「黒いなぁ~」といわれて、はじめて昔のそんな出来事を思い出した。今から50年も前にすでに覚悟していたので、あまり気にしてはいなかったが、どうもその覚悟を実感するのはもう少し先のようである。しかし同級生の連中は途中、何十年のブランクがあってもとにかく遠慮がない。あまりにも当時の「部室の続き」が延々と繰り返されたもので、つい当時にいるような錯覚にとらわれた。「おい お前の頭をみているとバック・トゥ・ザ・フューチャーの博士を思い出すなぁ」といったらやはり怒られた(笑)。やはり他人の頭の話は禁句のようだ。