吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

禁句その2

2010年06月25日 06時50分16秒 | インポート

 また特に交通事故の場合、あとで保険会社から診断書の依頼がある。これがまた曲者である。診断、治療、経過のみを書けばいいのだが、ほとんどの書式には、「受傷年月日」や「受傷の状況」まで書く欄が設けてある。診断書とは「自分が診察し検査し治療し、そしてその経過を確認した内容」を記載するわけである。つまり自分が見たもの(診たもの)を保証するのであって、人から聞いた受傷日や受傷機転をここに書いて保証するものではない。これら事柄は現場検証した警察で保証してもらうべきことであるので、自分はこの部分に関しては一切書かない。でもかかないことで、今まで保険会社から「これでは不備である」とクレームをつけられたことは一度もない。だからこの事柄は結局、保険会社では必要がない項目なんであると自分は理解している。あぁ面倒くさい(笑)。