うちのクリニックは巣鴨地蔵通り商店街から少し住宅街に入った所に位置している。地蔵通りからくる初めての患者さんにはどこで曲がったらいいのか分かりにくい。だから曲がり口のところの電柱に看板をおきたいのだが、これがずっと空かないのである。この電柱の広告は昔からあるお店の看板のままのようである。日ごろ、見回っては空いていないか確認にいく。おそらく営業マンより頻回の見回りだろう。しかし空く気配はない。最近、亡父が撮った大昔の地蔵通りの風景写真をみた。うちへ至る曲がり口の写真があった。驚くことに、なんと当時の電柱も写っていたが今と同じその店の広告だった。昭和35年ごろの写真なのでかれこれ50年以上もそのお店が看板を出し続けていることになる。すっ、すごい!これではこれからも空くはずないわ~・・(驚)。