吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

診療日誌 その1

2010年12月27日 06時32分20秒 | インポート

 最近、在宅医療で急に酸素療法が必要となった患者さんがいた。「急に酸素が必要」になったのだから急を要することは言うまでもない。外来通院している患者さんでCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の方は何人かおられるが、いままで在宅で酸素療法を導入した患者さんはいない。しかもその場合なら徐々に症状が進行するため機器導入の時間的余裕は十分にある。ところが今回は急なことである。そこではたと困った。一時的でも良いから、どうすれば「緊急的」に酸素投与の機器一式が導入できるのであろうか。とりあえず患者さんの担当のケアマネさんにお願いした。「すでに他院で在宅酸素をしているところを紹介しますので、そこに相談してみてはどうでしょうか? ただし契約作業やら点数請求の按分の問題はお互い話し合いの上で・・・」 いやはやこれだと何だかすごく時間もかかりそうであるし、また面倒くさそうである。