昼間に月に2回ほど区役所で介護認定会議がある。いつも終了後は午後の診療開始時間に間に合うようにタクシーでクリニックに戻ることにしている。先日、信号で車が止まっている時に何げなく外を見ていたらミニスカートのお姉さんが歩いていた。寒風吹きすさぶ寒い日だった。膝から下はムートン地のブーツをはいており、ああこれなら寒くないだろうなと思った。ところが足先をみてギョッとした。裸足にサンダルがけなのである。つまりブーツだと思ったムートンはいわゆるレッグウォーマーであった。これは奇妙である。ムートンのウォーマーをはくくらいの寒さなら「裸足のサンダル」はないだろう。それともふくらはぎは冷えるが足先だけは火照るという特殊体質か? まあおそらくは「ファッションだから」という言葉で語りつくされてしまうのだろうがどうも釈然としない。