津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

愛宕山

2007-09-15 17:41:57 | memo
 細川家関係資料に良く出てくる「愛宕山」は、七高山の一つといわれた霊山であり、朝日山白雲寺を別当寺とする、嵯峨大覚寺が所管する真言宗の修験道場であった。教学院(下の坊)・福寿院(上の坊)・勝地院(長床坊)・法蔵坊・威徳坊(西の院)・大膳院の六つの宿坊があった。細川家とは下坊や福寿院が係わり深い。地蔵信仰に基づく勝軍地蔵本草としているが、「勝ち戦」の縁起を担ぎ武士の間で強い信仰を得た。徳川家康は江戸入りするとすぐに、幕府西方の守護神として勧進し愛宕神社を建立した。(東方は東叡山寛永寺)慶應四年の神仏分離の布告により、寺を廃して愛宕神社となり今日にいたっている。全国に分社800余りを有し、火伏せの神様として信仰を得ている。京都市右京区嵯峨愛宕町1番地、愛宕山山頂に鎮座している。
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