津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

カヒ屋

2007-09-24 21:12:59 | 徒然
 確かに腰に二刀を手挟んでいる。足元は雪駄だったようだ。途中の竹林で細い竹を選んで釣り竿を作る。その釣り竿を肩に担いで歩く私の横を車が走りぬけていく。私が歩いているのは江津湖の土手道だ。しばらく歩くと一面の葦の原が現れた。土手を下り葦を掻き分けて進むと突然視界が開け、前面には美しい阿蘇の山並みが見える。私は釣り竿に「てぐす」を結び付け、餌をつけて釣りに懸かる。しばらくすると面白いように魚が釣れる。目の前には大学生達がボートの練習をしている。咽喉の渇きを覚えて、上の土手に上がると、少し離れたところに二坪にも満たない、粗末な小さな茶店がある。軒先につるされた小さな木切れの看板が風に揺れていた。「カヒ屋」と書いてある。私は躊躇することなく「カヒ」を頼んだ。粗末な「ばんこ」に腰をおろしていると、十六・七位のかわいい娘がお盆に椀をのせて運んでくる。香りのいい真っ黒な飲み物で疲れを癒す。目の前を小さなトラックが凄い勢いで走りぬけた。店先までひどい土埃だ。「すみませんねー、お客さん」と桃割れ頭の娘が頭を下げた。きらきら輝くかんざしをさしている。「きれいだねー」と声をかけると、てれたように「有難う御座います、これすすきです」と返事が帰ってきた。「ほんとに綺麗でかわいいよ」と声をかけ勘定をすませる。「こんなところで、こんなにおいしいコーヒーが飲めるなんて思いもしなかった」と再び声をかけ、真っ赤な夕日を眺めながら、釣り竿を肩にかけて帰路につく。ボート遊びを楽しんだ家族連れが、三々五々家路を急いでいる。我が家まであと少しだ。

 起き掛けにふと笑ってしまった。変な夢を見てしまったが、なかなか面白いじゃないか。椀に入ったコーヒーを片手で飲むのも変なものだが、味はGOODだったなー。
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日本談義掲載の加藤家関係論文

2007-09-24 18:03:03 | memo
■加藤清正と福島正則 西堀重信 S31-11月号
■加藤清正公の銅像  村上望城 S50-9月号
■加藤清正、細川藩の治水事業 白川とその流域に就いて
           平野芳州 S38-4月号
■加藤家の内紛 諏訪に流された中川周防
           轟 一郎 S54-12月号
■加藤忠広と細川忠興の自筆書状 金関丈夫 S28-10
■加藤丹後守の跡を訪ねて 轟 一郎 S54-1月号
■加藤正吉の墓を沼田に訪ねて 轟 一郎 S53-3月
■加藤美作のこと   轟 一郎 S54-8月号
■清正異聞      壷井 潔 S41-11月号
■清正異聞について  住江金之 S42-3月号
■清正公銅像建設について 坂田国太郎 S52-6月号
■清正公と木馬    佐伯清太 S37-3月号
■清正公の浮き沈み  鈴木 喬 S54-8月号
■清正と熊本をめぐる疑問 池松文雄 S41-1月号
■清正と虎と片鎌槍  轟 一郎 S52-10月号
■楯岡甲斐と加藤忠広 今村義孝 S47-9月号
■朝鮮の加藤清正   岩崎彰代志 S14-4月号 S15-6月号
■南関城代加藤惣兵衛 轟 一郎 S54-10月
■配所の忠広     津田ゆき子 S29-4月号
■肥後藩主加藤忠広の改易 池田 勝 S53-3月号
■阿蘇南郷に玉目丹波守の跡を訪ねて
            轟 一郎 S54-3月号
■会津に玉目丹波守の跡を訪ねて
             轟 一郎 S54-4月号
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