津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

旧主を考える-12 宇喜田秀家

2007-09-22 11:09:03 | 歴史
 悲劇の宰相秀家は元亀三年(1572)備前岡山藩主直家の二男として生まれた。病没のした父の跡をうけ10歳で家督、天正14年(1586)豊臣秀吉養女豪姫(前田利家娘)と結婚。文禄の役などで戦功、秀吉五大老の一人となる。慶長五年(1600)伏見城攻め総大将、関が原戦においては西軍の主力として戦うも壊滅。薩摩を頼って落ち延びたが、島津氏により家康に引き渡された。前田・島津の懇請により死罪は免れ八丈島に流罪、約50年の星霜をこの地で重ね享年83歳で死去した。

 細川家家臣寺尾左助(1,500石)は慶長七年細川家に仕官したが、代々の宇喜田家臣(3,000石)であった。左助の子等が宮本武蔵に師事し、兄・孫之允が「五輪の書」「独行行」を、弟・求馬介が「兵法三十五箇条」を伝授された。求馬介の三人の子供、藤次・弁助(野田派二天一流)・郷右衛門(山東流)がそれぞれ二天一流の祖となり後世に伝えた。
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並行読書中

2007-09-22 09:12:09 | 書籍・読書
1、出久根達郎 「まかふしぎ・猫の犬」
   司馬遼太郎の「竜馬が行く」に登場する人の数、想像できますか。
   なんと1,149人だそうですよ。出久根氏が数えました。そんな話色々。
1、高田 宏  「還暦後」
   敬愛する高田氏のエッセー。私も還暦はとうに過ぎましたが、べつに
   そのことを意識して居る訳ではない。氏ご自身の生き様に共鳴すると
   ころが多いのだ。
その中に、高田氏が宮本常一氏に依頼したという、原稿用紙五枚のす
   ばらしいエッセーがあることを紹介されている。読んでみたいと猛烈
   に思っている。
1、佐方 信  「西郷隆盛伝説」
   氏は庄内のご出身、幕末薩摩藩邸焼き討ちをした庄内藩だが、西郷隆
   盛は何故か庄内藩を擁護した。そのことで庄内では西郷を敬う風土が
   あるようだ。そんな視点から見た面白い切り口でgood。
蛇足 10/13「熊本城と西南戦争・シンポジウム」が開かれるが、出席者
   のお一人に佐高氏。多分話はこの著作から出ること間違いなし。
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