津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

色-いろいろ

2010-03-20 15:21:19 | 徒然
「日本の伝統色・和色辞典」というサイトがあり、465色の和名のカラー見本が紹介されています。
              http://www.colordic.org/w/

 桜の季節になりましたが、「薄墨桜」って有名ですね。「岐阜県本巣市(旧・本巣郡根尾村)の淡墨公園にある、樹齢1500年以上のエドヒガンザクラの古木である。花の色が日を追うごとに変わり最後には薄墨色に変わる」(ウィキペディア)という桜だそうですが、一度拝見したいと思いますねー。「薄墨色」ってどんな色なのだろうと思いこのサイトをぐぐって見ると、随分にごった色で随分イメージと違いました。実物はもっと優雅な色合いをしているのでしょう。「桜鼠(さくらねず=pink gray)」なんて色も粋でいいですね。桜を表す色に「一斤染(いっこんぞめ)」が有るようですが、なんだか違う気がします。やはり桜は「桜色」ですね。
    ・薄墨 http://www.colordic.org/colorsample/2286.html
    ・桜鼠 http://www.colordic.org/colorsample/2340.html
    ・一斤染 http://www.colordic.org/colorsample/2251.html
    ・桜色 http://www.colordic.org/colorsample/2281.html

 肥後煤竹(ひごすすたけ)という色があるのをご存知ですか。「肥後」とか「細川」とかをキーワードにいろいろ調べてきたつもりですが、これは知りませんでした。名前の由来を知りたいところです。着物の色としては結構知られているようですね。もしご存知の方が居られましたら、ご示教下さい。
    ・肥後煤竹 http://www.colordic.org/colorsample/2403.html

 今日は史談会の例会に出かけ先程帰りましたが、あちこちに見える桜はほぼ満開の状態です。
残念ながら風が随分強くなり、夕方から雨になりそうで、お花見を予定されている方には残念なお天気になりそうです。
コメント (2)
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岩千代様

2010-03-20 14:49:50 | 歴史
 細川忠興の六男とされる松井寄之(岩千代)の生年が、「綿考輯録」では元和三年四月三日、「松井家先祖由来附」では元和二年四月三日とあって、どっちが正しいのか首をひねってしまう。後者だと元和三年正月十三日生まれ(綿考輯録)の興孝と入れ替わってしまうのだが。
いろいろな史料を見てきたが、殆んどが五男・細川刑部(天千代・興孝)、六男・松井寄之(岩千代)としている。これは「綿考輯録」に記述に準じていると思われる。現在「細川家譜」をご紹介しているが、その冒頭は細川家の系図である。驚いた事にここでは、岩千代(松井寄之)、天千代(細川刑部興孝)の順で紹介されていた。すなわち岩千代の生年は「松井家先祖由来附」が正しい事になる。この様な史料があるのに、どうして間違った状態で今日に至っているのか・・・天千代は一門として残った者、岩千代は養子として外へ出た者という故だろうか。重箱の隅をつつくような話だが、どうも合点がいかぬ。
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