津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

『国史大辞典』がついにデジタル化へ!

2010-05-02 11:58:17 | 徒然
『吉川弘文堂』のサイトを眺めていたら、素晴らしいニュースを発見   一部編集 責・津々堂
『国史大辞典』がついにデジタル化へ! 7月公開予定
           http://www.yoshikawa-k.co.jp/news/n949.html

『国史大辞典』全15巻(17冊)が、ついにデジタル化!
知識探索サイト「ジャパンナレッジ」で7月公開予定!

現在、小社と株式会社ネットアドバンス(小学館グループ)との共同事業として『国史大辞典Web』の製作が進行中です。

■見出し検索、全文検索のほか、関連項目へのリンクなど、さまざまな機能で『国史大辞典』を縦横無尽に検索、徹底活用できます。
■『国史大辞典』以外にも、『日本国語大辞典 第二版』、『日本歴史地名大系』、『東洋文庫』692冊など、30以上の価値ある資料群を横断検索することができます。

サービス開始は、2010年の7月を予定しています。どうぞご期待ください!

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既報・・詳細を同社サイから 一部編集 責・津々堂

【 永青文庫叢書 細川家文書 中世編 】  
          http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b59959.html 

細川家一門の室町期文書を完全収録。信長の直筆文書や本能寺の変をめぐる光秀・秀吉書状などの細川幽斎関係文書ほか貴重な260点!

著者 熊本大学文学部附属永青文庫研究センター 編

出版年月日 2010/04/23
ISBN 9784642014113
判型・ページ数 A4・392ページ
定価 本体16,000円+税

ネット書店で購入 選択して下さい Amazon セブンネットショッピング e-hon 全国書店ネットワーク JUNKUDO BOOK WEB 紀伊国屋書店 ブックサービス 楽天ブックス 本やタウン ビーケーワン TSUTAYA online boople.com

【目次】
序文…細川護煕/史料編 鎌倉・室町期文書/永源庵宛寄進状/織豊期文書/解説/永青文庫所蔵の「中世文書」…山田貴司/永青文庫所蔵の「織豊期文書」…稲葉継陽/跋文…甲元眞之/編年文書目録

【内容説明】
足利将軍を支えた細川家一門の動向を伝える室町期文書を完全収録。自筆書状を含む織田信長文書59通や本能寺の変をめぐる明智光秀・豊臣秀吉の文書、古今伝授や武家故実に関する史料など、戦国時代屈指の文化人=細川幽斎の関係文書をはじめ、貴重な260点を写真入りで一挙公開。室町・戦国期の政治動向や伝統文化を知るための待望の史料集。

【永青文庫叢書とは?】
旧熊本藩主細川家に伝来し、熊本大学に寄託される4万3000点を超える文化財コレクション。細川幽斎没後400年、中・近世の政治・文化を知る貴重な資料群を、最新の調査結果に基づき、写真入り翻刻により順次公刊する。
〈続刊予定〉絵図・地図1/細川家文書近世初期史料編/絵図・地図2/有職故実 (毎年1冊刊行予定)

【必見!注目史料の数々】
*『政基公旅引付』で有名な室町期和泉守護細川家の家伝文書群、同家菩提寺の建仁寺永源庵の文書群を完全収録
*細川(長岡)藤孝らに充てた織田信長文書約60通
―その中には、信長自筆であることが側近の添状で明らかな感状や、「猿」(秀吉か)が登場する文書、織田大名細川氏の権力構造を示す文書も収載
*明智光秀が本能寺の変直後に細川父子へ出した文書
―本能寺の変研究の基本資料であり、ドラマチックな人間模様が魅力
*光秀を倒した羽柴秀吉が、その直後に細川父子へ出した血判起請文
―政治史の一級史料
*細川幽斎の古今伝授関係文書、及び丹後田辺籠城時の貴重な自筆書状案
*関ヶ原合戦時に、徳川家康が石田三成を生捕にしたことを、細川忠興にいち早く知らせた書状

…その他にも、室町将軍側近で細川幽斎の推挙で江戸幕府に仕え武家故実を伝授した曽我家、新陰流の家元で織田信忠や豊臣秀次に剣術を伝授した疋田家(近世細川家に寄寓)等、注目すべき文書群も満載

※詳しくは『内容案内』をご請求下さい。
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偽金づくりと明治維新

2010-05-02 09:48:14 | 書籍・読書

偽金づくりと明治維新


出版社:新人物往来社
著者:徳永 和喜
定価:2,310 円(税込)
ページ数:288
初版発行:2010-03


【内容】
維新成就の隠れた経済基盤の知られざる全貌!これまで「伝説」としてしか残されてこなかった薩摩藩の偽金作りについて初めて論証。偽金作りを通して、幕末の薩摩藩の動向のみならず幕府との経済的関係にも注目した、センセーショナルな一冊!

【目次】
序章 市来四郎の証言
第1章 安田轍蔵を追う
第2章 薩摩藩の陰謀
第3章 琉球通宝と島津斉彬
第4章 偽金天保通宝の鋳造
第5章 偽金の鋳造高
第6章 鋳銭材料の確保
第7章 安田轍蔵の再登場
第8章 「天ぷら金」の贋造


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細川家譜--細川齊護譜 ・・ 2

2010-05-02 09:28:48 | 細川家譜

嘉永六年癸丑六月相州浦賀へ亜米利加使節舩四艘突然渡来内海侵入モ量リ難シトテ齊護本牧邊防禦ノ命アリ 依之一番手物頭都築四郎・二番手番頭志水新丞等ヲ初メ數百ノ人數急速ニ出張ス 此時都下騒然萬一夷舩侵入セハ齊護モ出馬スヘキ旨閣老ヨリ傳へケレハ幕府は征夷ノ職ニシテ旗下兵馬足リ器械具ス 然ルニ遠國ノ諸侯在邸ノ人數モ寡少ナルニ一番二番出兵ノ令アル耳ナラス 又自身出馬ノ令アルハ軽率ノ甚キナリト論スル者アリ 齊護コレヲ聞テ如是非常ノ節ニ臨ミ出馬ノ令ヲ蒙ルハ武門ノ面目ナリ 聊モ猶豫セハ租宗ノ遺志ニ悖リ且世上ノ嘲リモ免ルヘカラス我單騎ニテモ馳セ向ヘシ汝等論スル事勿レト云既ニシテ異舩退帆人數モ引揚ケタリ
十五日召ニ依テ登城シケレハ今度異舩渡来ノ處警固ノ人數勉勵セル趣懇切慰労セラレテ茶菓美饌ヲ賜ハル
七月朔日亞人ノ呈書冩閣老ヨリ相渡各思慮スル處ハ忌憚ヲ憚ラス上言スヘキ旨ヲ傳フ依之建白ノ概略其一ニ曰亜墨利加舩ヨリ上ル書翰和觧ノ表ニテハ専ラ懇切ノ情ヲ以テ和好ヲ結ヒ博ク人民ヲ愛スルノ辞アリト雖共夷情難量其上本朝ノ大法交易ハ勿論通信モ従来定メラルゝ蕃國ノ外ハ一切謝絶セリ故ニ今叨リニ願望スル處ヲ免サレナハ彼忽チ凱覦ノ念ヲ増サン許サゝルニ如カス 然共遼遠ノ國ヨリ態態使節差越タル事故我返翰ニハ随分丁寧ヲ盡シテ彼カ願ニ難應趣無餘儀事情ヲ以テ諭示サレ漂泊撫■(血ニ阝)ノ類ハ差許シ玉フヘシ 尤使節ノ上書中無禮驕慢ノ意モ見へケレ共蠻夷ノ鄙意ハ恕セラレ一時寛ナル権道ヲ施シ急ニ事破レサルヤウ處置セラレテ其内ニ一統防禦ノ備猶更厳重ナラン事ヲ要す 其二ニ曰前條ノ通ニテモ自然狼藉ニ及ハゝ我皇国ノ武威ヲ以テ攘斥スヘシ其時ハ順逆曲直ノ理名實正シク彼敵シモ亦其妙ヲ盡ス 本朝ハ數百年ノ昇平ニ浴シタル末ナレハ容易ノ備ニテハ成リ難カルヘシ 其三ニ曰國々海岸ノミニアラス府内人戸稠密ノ地ハ放火モ亦恐ルヘシ 依之近海ノ要害ニ新地ヲ築キ臺場ヲ設テ防禦ノ備ヘ整ヒナハ縦令内海へ乗入ルトモ左マテ驚クニ足ラサルへシ 故ニ先急務トスル處ハ士氣ノ奮發ト粮穀ノ運送ニアリ且要スル處ハ東西奔命ニ疲レス 富國強兵ノ策略専一ナラン事ヲ庶幾ス

十一月相模國備場受持防禦筋委任且相模武蔵両國同様管轄スヘキトノ幕命アリ 依之早速臺場居付ノ大筒製造國元ヨリハ一大隊ノ備人數并大筒手及奉行以下許多ノ役員呼寄是ヨリ年々交代申付其後武蔵國ノ内安政元年十二月二千五百石餘四年七月一萬五百拾二石餘管轄増ノ令アリ

安政二年乙卯九月親書ヲ以手相示ス其概略ニ曰勝手手向ノ儀追々省減申付タレ共聢ト甘キモ出来サル内去々夏江戸近海へ異舩渡来後相州備場受持ノ命ヲ蒙リ人數ノ往返兵器ノ製造等多端ノ事ニテ莫大ノ用途差添其後モ異舩ノ摸様不穏風説アレハ方今ノ急務國力ヲ養ヒ武備ノ手當専要ニテ幕府ヨリモ追々沙汰ノ旨アリケル故来年ヨリ五ケ年間猶一際格外ノ節倹申付ル 勿論我等我等手元ノ不自由は聊厭ハス参勤行装等モ省略ヲ用其外諸事例格タリ共成丈省略イタシ役々一際荷ヒ厚ク非常ノ手當主一ニ心懸家中モ右ノ趣意ヲ以手愈誠實二質素節倹ヲ守リ銘々相應ニ非常ノ備モ不薄様心ヲ用ユヘシ

三年丙辰十二月左近衛権中将ニ轉任

四年丁巳亜墨利加使節ヨリ再應申立ノ趣アツテ十二月廿九日萬石以上ノ諸大名ヲ幕府ニ召サル 齊護ハ在國故嫡男慶順登城ノ處使節ヨリ差出タル條約下案ノ箇条書縮メタル一冊ヲ以テ策問アリ 依之翌五年戊午正月八日慶順言上ノ略ニ曰家康公一統ノ砌鎖國ノ制度ヲ立ラレシハ深ク時勢ヲ知ルノ卓見ナルヘシ然ル二近来全世界ノ形勢一變シ萬里ノ波涛モ比隣ノ如ク往復スルニ至ル如斯時節ニモ強テ舊章ニ泥マレテハ必不測の禍端ヲ引起却テ家康公ノ趣意ニ違却スヘシ因テ右等ノ筋合重疂會議セラレ渠ヨリ申立ノ稜々斟酌ヲ以テ處置アリ度慶順ニ於テハ未タ各國ノ事實モ熟知セサレハ如何トモ陳言シ難ク謹テ高諭を待ノミ サテ亦二月齊護ヨリ言上ノ略ニ曰抑世界變化ノ時勢ニ應シテ皇国安寧ヲ慮ラレ舊来ノ制度ヲ即今革メラルゝハ勢止ヲ得スト雖共渠ヨリ強テ願ニヨリ従来ノ國典變革スルハ寔ニ遺憾ニ堪サル次第ニテ後患モ亦量リ難シ蓋斯ノ如キハ周ク廟議ヲ盡サレテノ處置ナルヘシ我豈ニ是非ヲ述ヘンヤ然共人心安不安ノ一條尤慎ヘキナリ若人心安セスンハ渠ニ對シ不法ノ擧動ヲ成テ如何ナル乱階ヲ生センモ計リ難ク然レハ一時邦家安寧ノ處置モ後日ノ患害思サルへケンヤ 故ニ此上ハ幕意ノ向フ處一統疑惑セスシテ一途ニ感戴スヘキ様ニ命令ヲ布カレ政道非常ノ大變革ヲ施シ玉ハゝ人心居リ合且改正モ堅カルヘシ 條約廉々ノ内不安意ノ處モアレ共元萬國ノ形勢ニ暗ケレハ強テ鄙見ヲ吐露スル能ハス 只管憂慮スル所ハ天下ノ人心安不安ノ一條而己

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