津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

本能寺の変 四二七年目の真実

2011-10-11 12:03:40 | 書籍・読書
       本能寺の変 四二七年目の真実
            明智憲三郎

 

           プレジデント社

 この本の存在はとっくに知っていたのだが、過日芦屋市在住の畏友・HT氏がメールを下さり、「武功夜話の偽書説の藤本正行氏からは明智子孫の奇説との批判がありますが、検討を要する説とも思われます」とあった。これは読まずば成るまいとチャレンジしている。

 私は熊本に存在する二つの明智系図(コピー)を所持している。明智氏の出自が如何なるものか、二つの系図をしても余りにも違う内容に呆然とするのである。明智家の真実を考える時、著者の子孫ゆえの身びいきを考えても、このような論考を無碍に切り捨てるのは如何かと考える。

 細川家における明智一族三宅氏の存在など、「なにかある」と思わせることが多々あるのだが、ご子孫が堅く口を閉ざされており伺い知ることが出来ない。

 昨今細川幽齋の出自、すなわち「幽齋の養父」に関し強力な説が登場し、幽齋を語る時避けては通れない有様となっている。歴史の真実は時を経てより濃度をましてくる。歴史の真実を知るためには、「何でも読む」姿勢が必要であり、そこに真実のかけらが埋もれているかどうかに気づかなければならない。

   著者・明智氏のブログも著書同様熱く燃えている。
                       http://blog.goo.ne.jp/akechikenzaburotekisekai/m/201110

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする