津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■おおひばり・・・・・

2015-04-16 17:05:28 | 徒然

 句集をみていたら、芭蕉の句に 永き日を囀(さえず)り足らぬひばりかな とあった。大変素直な句ゆえあまり知られた句ではないようだ。
私が子供のころにはあちこちの広い畑からひばりが飛び立って、上空でさえずる姿を見たものだが、もう半世紀以上も前の話になる。
上空に上がってさえずるのは、縄張りを主張しているのだそうだが、飛び立つときは巣から離れたところから飛び立つのだと、幼い友達が自慢げに話していたことを思い出す。降りてきたところに巣があるんだと、子ひばりを捕まえようと頑張っていたが、捕まえたという話は聞いたことがない。

「おおひばり・・たかぁくまた♪♪」という唱歌を小学校低学年のころ歌った覚えがあるが、歌詞もメロディも後半はすっかり忘れている。

                おお、ひばり、高くまた
                かろくなにをか歌う
                天の恵み、地の栄え
                そをたたえて歌う
                そをことほぎ歌う

こんな難しい歌詞だから小学校低学年では意味も分からず歌っていたわけだ。

春の季題に「ひばり」がある訳だが、半世紀もであったことのないからとても句にするには出来ないことである。



 

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■熊本藩の社会と文化

2015-04-16 10:08:43 | 書籍・読書

                           熊本藩の社会と文化[蓑田勝彦]

 4月10日付の熊本日々新聞に八代古文書会(代表・蓑田勝彦氏)が発刊された、「熊本藩社会と文化」が紹介されている。
これは会が月一回発行する会報を1号から50号までをまとめたものである。会員(現・20名)が江戸時代の古文書を読み解き、八代の干拓事業や自然災害の歴史、人々の暮らしぶり等を多彩な内容となっている。
A4判270頁、価格6,000円(税抜) 楽天ブックス等でも購入できる。Amazonにも紹介があるが、新刊ではなく早速古書として15,024円で出品されている(今日現在)・・・・??

わが熊本史談会でも、例会の史料をまとめてはどうかと云う意見があるが、現在の私には荷が重すぎて如何ともしがたい。
蓑田先生を始め古文書の会の皆様のご努力には敬意を表したい。 

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■忠利と叔父・孝之の仲 (番外)

2015-04-16 07:26:22 | 先祖附

 細川孝之をまとめる意味で番外としてご紹介する。

■中院通勝は天皇の勅勘を蒙り19年もの間丹後の国に在った。
 天正八年(1580)六月十八日、通勝、逐電、依勅勘也、在丹後国 で始まり 慶長四年(1599)十二月二日通勝は天皇より七絶を賜っている。
 これが実質の勅免だとされている。十二月七日、通勝勅免出頭とある。その間十九年である。出典は「当家伝」とある。

    ○是歳(天正十三年・1585)通勝長男孝之誕生、幼名茶智丸(中院系図)考之の名は藤孝(幽齋)の一字をもらったものであろう。
     通勝はこれ以前に、幽齋養女、実は一色左京大夫義次女を娶っている。義次は丹後の旧主一色氏の一族かと思われるが、梅本政幸著
       「丹後の史蹟」所収「一色氏家系」「丹後一色氏累代」には名を見ない。

■細川護貞様御著「細川幽齋」の慶長四年己亥の試筆の紹介に、括弧書で(『衆妙集』には「孝之に家督相続し侍るとての元旦に」とあり)として、
 つぎの歌が紹介されている。
               あら玉の今年はよをもゆづりはの常盤の色にならへとぞ思ふ

■小倉城内にある孝之の屋敷
    ないき殿(内記=忠利)、長岡中務殿(孝之)、(屋ふ内匠(藪政一)、(長岡武蔵(有吉興道)、(加賀山隼人、
    (
松井佐渡内子(長岡興長)
       

■寛永五年(カ)九月三日の忠利の書状に次の記事がある。「休斎の内儀とその娘(小万)でが湯治に出向くことについて了承した」というものである。
  娘・小万は細川家重臣 小笠原民部長之室、寛永十三年十一月に31歳で亡くなっているから、当時23歳といったところか・・・・ 

         休斎御内儀并小万湯治之由得其意候叓

■ 細川孝之の舅・半井通仙の死に関わる記事がある。寛永十六年卯月十八日付忠利から肥後(光尚)への書状

         半井通仙遠行之由候 其方被召連候馬乗被被申付為香典銀廿枚此書状ニ相添半井琢庵へ吊ニ我等ゟ
         使者遣候由被申付遣可被申候 銀子ハ佐藤少左衛門所ゟ渡候得と其方ゟ被申付候事 

    

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