津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■きつねつきの妙薬とは?

2015-04-29 10:31:27 | 歴史

寛永七年十二月の奉行所日帳に興味ある記事がある。林作左衛門なる人が「きつねつき」になり、薬を与えたら本性に戻ったというのである。
その妙薬とはどのようなものであったのだろうか。「於豊前小倉・御侍帳并軽輩末々共ニ」に、切米取りとして拾石弐人扶持として作左衛門の名前が見える。

     十一日 
一、吉田縫殿被申候ハ、林作左衛門尉儀罷帰候、此者儀前かと藪内匠(正照)所ニ居申、ぬい預り候者にて候か、狐ののき申薬與申候ヘハ、
  はや本性ニなり申候由被申候、如前々被 召仕候事ハ如何有御座哉と被申候、返事ニ何も談合可申由申候事

     十六日
一、林作左衛門本生に成申候間、前かとのことく御役儀をも被仰付候様にと、吉田縫殿被申候事、左様ニ候は、御扶持方をも被遣候様ニと
  被申候間、尤請取候て可然と申候事 

私が子供のころ祖母から、「稲荷神の信心深い人が良くなる」と話していたことを思い出す。(本当かしらん・・・・)
我が本籍地にして曾祖父が住んでいた城山下代の近くに、日本五大稲荷の高橋稲荷神社があり、ここは商売の神様として有名で初午の日は参拝者でごった返す御社である。 

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■本で床は抜けるのか

2015-04-29 07:21:31 | 書籍・読書
本で床は抜けるのか
 
  本の雑誌社

 

昔から気になっていて刊本を読んでみようかと思っている。Dr T先生は30,000冊の本や資料に囲まれて生活しておられるが、まだ床が抜けるには至っていない。
しかしながら「どぎゃんかせんといかん」という状態ではあるらしい。
世の中には「表・床抜けに必要な本の冊数」というものを発信している人がいるが、これでは床は抜けませんよ。
どうやら建築基準法にある床の積載荷重180㎏/㎡からはじき出したものらしい。建築基準法の数字は安全率が加味されていますから、ありえません・・・・
 
私は現在RC造のアパート住まいだから床抜けの心配はないが、地震でもあっると頭の上から本が降ってきてお陀仏というケースは有りだなーと思っている。
本屋さんのタナが倒れて女の子が亡くなったことがあったし、随分以前には本にうずもれて亡くなった方がすぐには見付からなかったという事件があった。
床が抜けるよりもこちらの方が確率的には高いかもしれないなー、などと建築屋としては考えるのだが如何だろうか。
奥方は渋い顔をしているが、まだまだ本が増え続けている。やはり本は印刷物で、本棚に並んだものをながめて、内容を思い出してパラパラして目的のものを見つけ出すというのが、私の流儀である。

商品の説明

内容紹介

WEBマガジン「マガジン航」で連載開始するや驚異的なアクセス数を獲得、読書家の間で大きな話題を呼んだ連載『本で床は抜けるのか』が単行本に! 

「大量の蔵書をどう処分するか」という問題に直面した作家が、同じ問題をかかえた著名人をたずね、それぞれの具体的な対処法を紹介するノンフィクションです。

2012年、著者が仕事場として都内の木造アパートを借りるところから話ははじまります。狭いアパートの床にうず積み上げられた本、本、本。「こんなに部屋中本だらけだと、そのうち床が抜けてしまうのでは?」と不安におそわれた著者は、最良の解決策をもとめて取材を開始。蔵書をまとめて処分した人、蔵書を電子化した人、私設図書館を作った人、大きな書庫を作った人等々。

これらに加えて、「東日本大震災と本棚」「自炊(電子化)代行は違法なのか」など、近年話題となったトピックにもふれ、さまざまな角度から「モノとしての本」をめぐる問題にアプローチします。

「蔵書と仕事」「蔵書と家族」という悩みは、世間の愛書家、読書家にとってもけっして人ごとではないはず。はたして著者は蔵書をどう処分するのか? アパートの床は抜けずにすんだのか?

*目次

はじめに
1 本で床が埋まる
2 床が抜けてしまった人たちを探しにいく
3 本で埋め尽くされた書斎をどうするか
4 地震が起こると本は凶器になってしまうのか
5 持ち主を亡くした本はどこへ行くのか
6 自炊をめぐる逡巡
7 マンガの「館」を訪ねる[前編]
8 マンガの「館」を訪ねる[後編]
9 本を書くたびに増殖する資料の本をどうするか
10 電子化された本棚を訪ねて
11 なぜ人は書庫を作ってまで本を持ちたがるのか
12 床が抜けそうにない「自分だけの部屋」
おわりに
参考文献


 

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