八代古文書の会の蓑田勝彦先生の編著「熊本藩の社会と文化」を購入、6,480円(税込み)なのだが
Amazonでは「¥ 12,164 より 2 中古品の出品 ¥ 19,050 より 1 新品」とある。
Amazonの商売を邪魔しようとは思わないが、購入は熊本の書店でされるとお安いですよ。
ここ一週間の間に米国から二件のメールが入った。御一人はハワイ在住の三世、もう御一人は25年アメリカでお暮しの女性である。
過去にも数件ご連絡をいただいたことが有るが、何方も長く外国住まいをされていると、自分のルーツに対する思い入れが強く感じられる。
御先祖探しについては、なんとか些細な情報でも探し出してご返事しようと思っている。
今一つは、あるお宅の先祖附や関係する縁戚関係の史料を読んでいるうちに、「神風連の乱」や「西南の役」に参加された方の話が二つも三つも重なり、「神風連血涙史」や「近代への反逆」などを引っ張り出してよんでいる。
若い少年が事敗れて従容と自刃をする情景などの記述に遭遇すると、その強靭な想いと行動力に感嘆させられる。
色々な方が西南の役に従軍し、罪を得て監獄入りをして後、それぞれに新しい人生に歩み出し、苦労辛酸をへて生きられた方々の生きざまも又明治人の矜持・覚悟を知る思いである。
ルーツ探しはまさにそのようなご先祖様に対する敬意の念によるものである。
現在くまもと文学・歴史館では企画展「顕光院・益姫~江津湖を愛した奥方」が催されているが、その一環として「江戸時代の大名家の奥」という講演が行われる。芸術の秋は色々な催し物で忙しいが、こちらは聞き逃せない。
お天気が良ければ、江津湖周辺の散策も一興である。