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津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■熊本史学・内容細目(創刊~10号)

2017-11-25 17:13:57 | 史料

「熊本史學 創刊号」

   1 宗教の傳播より見た村の成立
   2 町村の名稱について
   3 繩文式文化の耕作性について
   4 古代宇土の地歴考
   5 願成寺本尊の由来
   6 戰國時代の肥後と大友氏との関係
   7 ローマ字印について
   8 天草の鈴木塚餘録
   9 肥後藩の廻船式目
   10 隈府町に於ける近世の祭座

「熊本史學 第2号」

   1 肥後國の中世文書
   2 近世史に對する一考察
   3 墳墓地域の單位性
   4 球磨地方に於ける庚申塔
   5 八代妙見宮門前町の成立
   6 莊園法について
   7 肥後國檢地諸帳について

「熊本史學 第3号」

   1 肥後藩干拓新田の特異性
   2 十八・九世紀の交における平和論
   3 古事記と安麻呂の撰録
   4 宇土の上水道
   5 永の成立について
   6 大友・大内兩氏の關係とその肥後に及ぼせる影響
   7 近世に於ける商品流通の一例

「熊本史學 第4号」

   1 九州経済史の史的特質
   2 紀記における異伝歌謡
   3 肥後上代の鉄
   4 祭り座の構成と開放
   5 近世初期肥後の地撫
   6 熊本藩における「豪農」の役割について

「熊本史學 第5号」

   1 熊本藩士の米国紀行
   2 肥後藩林政の性格について
   3 八代妙見宮の諸座 (一)
   4 封建末期における農民生活の一端
   5 中世イギリスにおける「小屋住農」の分化
   6 改革政治(宝暦)の農民政策

「熊本史學 第6号」

   1 九州経済史の特殊性
   2 淨水寺延暦碑の研究
   3 舎人親王家の隆替
   4 八代妙見宮の諸座 (二)
   5 アウグスツスの元首政の性格についての一試論
   6 近代工業発展の基盤-士族授産製糸工場について-

「熊本史學 第7号」

   1 詩経にみえる生活苦
   2 荒尾赤田池古墳
   3 節度使の起源
   4 末子相続制の経済史的考察
   5 中国古代献犬考
   6 士族授産政策の背景

「熊本史學 第8号」

   1 九州山地に於ける「自然茶」の生産に就いて
   2 律令制官僚における氏族的構成の変化について
   3 九州経済史の性格
   4 熊本の民主主義の伝統について
   5 紋章学研究史

「熊本史學 第9号」

   1 肥後藩切支丹之名簿 (一)
   2 浄水寺天長碑の研究
   3 天草諸島海村生活調査覚書
   4 松井徴之参府御供日誌
   5 明治初年熊本県関係農民騒擾録 (一)

「熊本史學 第10号」

   1 玉名郡倉址と推定される肥後立願寺の遺構
   2 古代末期における阿蘇神社家の動向
   3 古代の天草
   4 肥後藩切支丹之名簿 (二)
   5 明治初年熊本県関係農民騒擾録 (二)
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■雑色草書(12)

2017-11-25 08:03:59 | 史料

 七一
一追々大風等之節、諸職人手間料之儀、區に相増候者も有之様子ニ候、手間料之儀は兼て及達置候儀も有之候間、
 心得違之者候ハヽ追て吟味之上、屹ト被仰付之筋可有之候、且竹木縄ニ至迄各別直段引上ヶ、心得違之商賣無之
 様及達候事
  右安永六年七月日帳

 七二
一御家中一統渡り之御米、町家之者買込預りニいたし度望候者、渡り方ニ込合候てハ甚不捌ニ付、御家中現渡、又
 ハ預等相濟候上、町方之者着ヶ候切手ハ預り出申筈ニ相成候段及達候事
  右安永六年八月日帳

 七三
一十禅寺・山王社祭禮ニ付、囃子興行之儀は御忌御日數之内たり共不苦旨候段、新座大夫左陳ニよつて及達候事
  右安永六年九月

 七四
  「天明二年八月
 此客屋下宿之儀ハ、新壹丁目・貮丁目・三丁目・蔚山町右四町にて相勤中筈ニ被仰付候處、式稿之内ニ相見候、
 然處當時笠屋藤左衛門相勤相当ニ付、いつ比より相勤申事ニ候哉と藤左衛門手前及吟味候處、委細申出候趣此節之
 日帳ニ記シ、式稿ニも其譯書入置候事」
一新壹丁目旅人問屋笠屋藤左衛門儀、従前々御客屋下宿相勤來候、然處、右付て一宿輪番幷日田御用箱輪番共ニ被
 成御免被下候様願出、如願及達候事
  右安永六年十一月日帳

 七五
一正月朔日、町人御禮ニ付、町方根取壹人相殘來候處、殘り居候ニ不及儀付てハ、安永三年之日帳ニ記置候、其後
 は両殿様御在國迄ニて、三日ニ御禮申上候付て、根取之内一人宛罷出來候、然處前文之通ニ付、猶又此節御小姓
 頭付根取黒川才右衛門・御使番戸岐儀大夫・田中八郎兵衛え申談、以來共元日御禮之節ハ相殘候ニ不及、御樂屋
 ニ相揃せ名付ニ引合せ、其段御小姓頭え申達、引取申筈ニ相極メ候事
  右安永七年正月日帳

 七六
一薩州御家中衆通行、河尻止宿にて候ヘハ、彼町馬ハ、相良様御用ニ差出候由ニて、熊本町馬拾疋索越之儀、達有
 之候付及其達候、然處、夜前ハ河尻止宿無之由ニて索戻り候、右之通之儀有之候てハ、馬子共迷惑仕候由馬指よ
 り申出候ニ付、右躰之節ハ、河尻止宿との儀決定之上達有之候様ニ、尤筋々相達候てハ、手まとひニも可相成哉、
 右之通之節ハ、別當より直ニ馬指え申遣可然趣、根取より町奉行所え申遣候事
  右安永七年二月日帳

 七七
一他所より入込候藍買賣共之内、直賣いたし、望不申者えハ預置候抔と申、押て差置候様成儀も有之、不■(締)之様子ニ
 相聞、津端役人幷問屋共不埒之至ニ候條、津端は勿論所々陸口共ニ、不依何品入念相改、早速問屋着致せ、御格
 之通取計、直賣堅不致様屹ト可被申付段、丹後紺屋岩崎茂兵衛より御郡間御銀拝借、染藍買込紺屋中え賣渡候譯
 付て、依願及達候事
  「右茂兵衛儀、安永八年十二月ニ至り染藍惣問屋、依願及達候事」
  右安永七年五月日帳

 七八
一主水殿、八代え歸り之節、毎町馬貮拾疋雇有之候とも、不残ハ入用ニ無之戻り候、何れも、前晩より相詰居、脇
 荷物物受合居候も、其日之手筈違、馬士共迷惑いたし候由ニて、馬指より及内意候付て、其趣彼屋敷留守居え申
 遣、入用分之馬積立、差紙之儀達有之筈候事
  右安永七年七月日帳

 七九
一河尻町御奉行、御船方御作事所御用使之儀ハ、相互ニ何れ之書状類も請取、夫々相届申筈ニ候處、我儘ニて他之
 書状等ハ請取不申者有之候、右之通ニてハ不便利人費之事ニ付、右躰之儀も候ハヽ、右之譯申聞相渡候様ニとの
 趣、町奉行より河井清左衛門え申來候付て、其通御飛脚番え申付、已後難澁ヶ間敷申候ハヽ、其譯書付致せ、
 相達候様ニ及達候事
  右安永七年閏七月日帳

 八〇
一大火付て、竹木等之直段甚引上ヶ候由、請人困窮之折柄、強欲之次第不埒之至候條、相當之利分を以商賣いたし候
 様、諸職人手間料之儀も同前之段及達候事
  右安永七年閏七月日帳

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