津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「どんぐり」の本

2019-06-27 14:42:10 | 書籍・読書

 史談会の会員でもある S さんは、ドングリを探して世界の各地を回るなどされた「どんぐり博士」でもあった。
前回の史談会でお話を頂いたのだが、これが出席者の大好評を得た。
私も「ドングリ」の事を知りたいと思い、氏に本を紹介していただいた。Amazonや日本の古本屋などで購入したのが、この三冊である。

                

 読了するには相当な時間を要するが、斜め読みをしてみても、なかなか面白く興味深いものがある。
歴史関係の本の中に、すでに場所を得て鎮座している「照葉樹林文化」の横に並べた。

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■元和九年・覚書(閏八月朔日~閏八月七日)

2019-06-27 06:10:40 | 細川小倉藩

 元和九年には八月に閏月がある。以下の日付の頭にある「壬」は「閏」を略して記されている。つまり門構えを外して壬と表記している。
閏という文字は会意文字であり、「門」と「王」が合わさったもので、「王が門の内側に篭って休むこと」が原義だという。
閏日や閏月には王が政務を休みにした事から、「追加された日や月」「うるう」という意味になった。

         |
         |      壬八月朔日      
         

         |   弥五右衛門ニ、さしかミニて申遣也                
鉄炮試射     | 一、ミつからミ御鉄炮、明日ためし申事

         |
         |  (小笠原長元)                                     殿様御父子様共ニ
忠利三斎京ニテ賜 | 一、民ア殿ノ使、京ヲ去月廿一日ニ罷立、大坂ヲ廿五日に出船の由申候、三斎様御暇ハ廿一日出申
隙        |     (徳川家物)
         |   候、当将軍様ノ御暇ハいまたニて候つる由申候
         |
川成改奉行    | 一、川成改之衆、今朝未明ゟ被罷出候也
         |
         | 一、弐間ニ参間之家弐つ
         |   〃〃〃〃〃〃〃〃〃
         |
         |
         |      壬八月二日 曇      
         |  (猪兵衛)
         |   冨嶋与ノ内藤左太夫ニ遣也
         | 一、横田宗清へ遣状之事
         |
北ノ丸掃除ノ者  | 一、北ノ丸さう地ノもの之事
         |
         | 一、弐間ニ参間之家弐つ、京都郡之内、山口村四十人頭清兵衛
         |
         |
         |      壬八月三日 雨天      
         

         |   忠左衛門くミ   三丞くミ  (ママ)
         | 一、中井作左衛門・山口三次
         |
         |
         |      壬八月四日      
         |

野瀬某隠地ノ報  | 
書物不念ニツキ差 | 一、野瀬喜左衛門知行ノ内、隠地在之由申来り候へとも、書物不念ニ候間、もとし申候
戻ス       |                (友好)
         | 一、桜井少左衛門小性久介、松井宇右衛門へ戻り候を、外記ニ渡候
         |
百姓未進ニツキ売 | 一、志井村之惣右衛門未進之儀ニ付而内、三石弐斗五升ニ、馬壱疋・牛壱疋・古畳七帖売立、御蔵切
立        |              〃〃〃〃〃   
         |   手取置候間、此分ハ御算用立候カくれ候へと、御代官衆被申分ニ候へ共、惣右衛門籠者仕候而、
         |   以後ニ売被立儀候間、右之三石弐斗五升之米ハ、杉弥三郎方へ可被相渡候、御代官奥田孫右衛門・
         |   手嶋小右衛門ニ可申渡候事
         |
         | 一、小田村與三右衛門女房、親以来ノ田地作仕事
         |
         |
         |      壬八月五日 晴天      
         |

         |   かうりざとう     斤目、合千弐百六拾六斤半、ふうたい共ニ
氷砂糖      | 一、樽数弐拾壱   正味、合千三拾弐斤百四拾目也
         |           ふうたい弐百四拾七斤半也、桶一つニ付、拾壱斤半宛
         |
         |   塩ざとう       斤目、合三千七千百七拾四斤半、ふうたい共ニ
塩砂糖      | 一、桶数合六拾五  正味、合三千弐拾七斤也
         |           ふうたい七百四拾七斤半也、桶一つニ付、拾壱斤半宛
         
|    二口ノ正味、合四千五拾九斤百四拾目也

         | 一、七百弐拾参匁壱厘弐毛五拂ハ丁銀  砂糖氷代、壱斤ニ付、七分宛也
         | 一、壱貫八百拾六匁弐分ハ丁銀也    塩砂糖代、壱斤ニ付、六分宛也
         |    二口銀、合弐貫五百三拾九匁弐分壱厘弐毛五拂也
         |
規矩郡下北方村新 |   規矩郡下北方村新町立申家道具事
町家道具     | 一、弐間に三間ノ家壱軒           中国ゟノ牢人  與三兵衛
         | 一、弐間に三間ノ家壱軒       下ノ北方吉右衛門名子ニて候 仁介
         | 一、弐間に三間ノ家壱軒            田川郡ゟ参候者 與三右衛門
         | 壬八月五日
         | 一、弐間・三間ノ家壱軒            先年ゟ新町ニ居候 弥介
         | 同日
         | 一、弐間・三間ノ家壱軒                守垣村ゟ参候 彦五郎
         | 同日
         | 一、弐間・三間ノ家壱軒          吉右衛門名子ニて候 新左衛門        
         | 同日
         | 一、弐間・三間ノ家壱軒                                   先年参牢人 茂兵衛
         | 同日
         | 一、弐間・三間ノ家壱軒          二郎左衛門名子ニ而候 甚兵衛
         |                  家数合八軒也
         | 同日
小獺上ル     | 一、ちいさき川うそ壱疋、宇佐郡日岳伝右衛門手永ゟ上ケ申候事
         |
         | 同日                 (勧進)      (歌舞伎)     (出狂坊)         (猿引)  
金山停止ノモノ  | 一、金山停止之もの 一、諸くわんしん 一、かふき 一、てくるはふまわし 一、さる引 此外仕も
         |   のにても、金ほりこのもの手前ゟ、ものもらいニ出候ものたるへし
         |
         | 同日(小笠原長元)
忠利大坂ニ着ス  | 一、民ア殿ノ使、京ヲ廿六日ニ立、大坂ヲ廿七日に出船仕り、今日後八月五日ニ下着仕候、 殿様
         |   廿九日ニ、大坂へ被成御下着、去二日、三日ノ間ニ御出船と申也
         |
         | 同日
三斎時代ハ留守中 | 一、御留主中ハ、先代ハ夜御城ニ不相詰候〇由、民ア殿今日御物語候て承候間、則、利斎、又御番衆
ハ夜詰セズ    |   なとへ相談仕候ヘハ、三年が間御用候へば、夜相詰候間、今以ハ少之間ニて候間、御用候ハヽ、
夜ノ間ノミ夜詰  |   夜宵ノ間相詰、■■むさとしたる者出入無之候様ニ可仕との、談合ニ相究、則、相詰申候也、
         |
         | 同日     (船頭頭)
         | 一、鏡善右衛門、今朝出船仕候
         |
         |
         |      壬八月六日 晴天
         
|   だいり=大里

大里茶屋ノ清掃  | 一、内裏御茶屋ノ掃地ノ儀、茂左衛門ニ申渡候
            かわら いのひざ
         | 一、香春猪膝両所御宿誘ノ儀、四郎左衛門・二郎右衛門ニ申付候
         
         |
         |      壬八月七日 雨天
         

         |   知行高弐百石
         | 一、磯部長八(五)郎、此地罷居候儀、此中不存候而、何も御小〃性衆御目見えニ被罷出候せんさくニ付、
         |   しれ申候事
         |                     磯部長五郎→当家の初代・庄左衛門の実兄で同じ時期に召し出された。
         |  (細川立孝)    (国東郡)
女ノ出入     | 一、御坊様御知行麻田村ノ市右衛門と釘本半左衛門と、女之出入ニ付て、国東之御惣庄や小原太郎右
         |   衛門・重藤村之庄屋・女ノ弟長蔵罷出候間、様子申渡候事 

                          
                        
    

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