福岡県史・近世史料篇‐細川小倉藩(三)より
| 五月朔日 当番小篠次太夫
| 相済との書物請取也
田川郡荒発ノ奉行 | 一、田川郡荒発之御奉行、杉山藤兵衛与野坂茂太夫・西沢文右衛門尉与田中喜左衛門仕舞、罷帰候事、
帰任 | (荒廃農地か)
| 竹を此方ゟ遣、壱人ニ一日ニ、こけらふきノくき壱升つゝあて、被上候へと、(林)弥五右衛門・(河田)八右衛門へ申渡、差帋遣候事
柿葺用竹釘ノ課業 | 一、所々御番衆隙有之分ニ、仕事あて候事
所々ノ番人ノ課業 |
| 五月二日 当番続兵左衛門
| (栗野)伝介ゟ御郡奉行衆へ、御炭奉行へ切手遣也
呼野金山用ノ炭 | 一、呼野へ遣たき炭の事
| (規矩郡)
| まこも三荷、御荒仕子壱人ニからせ、桜田藤右衛門ニ相渡候へと、指帋遣也
端午ノ粽用ノ真菰 | 一、御なへ様御賄ニ、節供ノ■ちまき・まこも事 なべ→南条元信室・細川興秋女(*)
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| 先、拾石御米被渡候へと、伝介へ差紙遣之也
| 一、松下靏松殿御賄米之事
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| くわふろの儀、御買物奉行衆へ差紙遣候也、かなつきのゑ、上野文左衛門ニ申付ル也
鍬風炉 鉄突ノ柄 | 一、御金山へ遣、宗和手前ニ鍬のふろ・かなつきのゑの事
| (井上)
鍬先の部分(風炉)だけに鉄を用いた鍬
鍛冶奉行 | 奉行ニ甚右衛門与小頭村上久次・八左衛門与市丸與左衛門、両人申付候、札之儀ハかぢ奉行田辺七兵衛・橋本孫左衛門、両人ニ申渡候
弓鉄炮足軽自前ノ | 一、御弓・御鉄炮衆七百拾三人、自分ニ代出シ、誘申なた・かま七百拾三丁之事、内弐百三十七丁ハかま也
鉈鎌数 | 四百七十六丁ハなた也
| 御郡奉行衆へ触状を廻之事 (幸長)
| 一、伊賀殿米かり候御百姓改ノ儀、中津より、野田小左衛門被申越候事
| (三淵好重)
| ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■但、借状ハ調太夫 清右 太兵中津より帰を待也
| 一、松下靏松殿御賄米之事
| (可政)
| 五月三日 当番加々山主馬
| (金突鋤簾か) (鶴嘴) (淘汰鉢)
| かなつきしょゑん・与州くわ・つるのはし・ゆりはち、御荒仕子ニ持せ遣也
金山の道具 | 一、井上宗和へ渡、金ほり道具事
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| やすめ可被申さしかミ、かゝみ(鏡)善右衛門ニ渡
節供ニ水夫休業 | 一、せつくニ御かこやすめ申事
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| 御馬やへ渡ル御あらしこの内、壱人遣候へと、仁兵衛ニ申渡ス
厩荒仕子 | 一、井上宗和ニ付而、届候御馬ノあらしこの事 荒仕子→本来は「荒し子」雑役夫(婦)の意。
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算用役 | 一、御さん用聞衆替の事
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| 五月四日 当番仁保太兵衛
| 来ル十日ニ、爰元へ罷出候様ニ申付候也
| 一、江戸へ参、御荒仕子三右衛門事
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| 林理右衛門ニ目録相渡シ、申付候也
| 一、井上宗和賄道具、不足分書立可申付事
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| 利斎・言斎へ相渡申候
端午の呉服 | 一、御なへ様・御かね様端午之御帷、今日下着候事
| 「 * 」「筑紫重門室・細川幸隆女」
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| 送切手甚太夫持参候て、被相渡候へと申候也
寺ノ材木 | 一、嶋田甚太夫預り之舟ニ、御寺之御材木積下り候事、幷安田久兵衛預り之御舟ニ、ふのり三石下着
布海苔 | 候事
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| 一、加藤半右衛門尉手前御算用相済、返号帳持参候て被見せ、未届申候事
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| (沼田延元)
| 則、返事仕候、御郡奉行、又勘解由殿へも様子申渡候、(使ハ)酒井半右衛門と申仁ニ申渡也
| 一、中津奉行ゟ、寿斎下女之儀ニ付、状参候事 寿斎→樹下左馬之助(入道寿斎)
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| 遣切手遣也
| 一、伊賀殿米之ふれ状持せ遣、御鉄炮衆芦田與兵衛組末岡次右衛門尉、ふれ状ニ判形相調、罷帰候事
| (三淵好重)
| (富木) ○八十斗の
老婆撲殺ノ犯人 | 一、国東郡留木村、谷助太夫知行ノ内二罷在候○うば在之ヲ、何者共不知、卯月五日之夜打ころし申
| (田中)
| 候、色々せんさく吟味仕候へ共、仕てしれ不申候由、御郡奉行與左衛門被申候事
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| 五月五日 当番小篠次太夫
| 少次郎ニ申渡、切手相調、翌日六日ニ、手間銀五拾め相渡候事
分清目薬箱ノ塗替 | 一、分清目薬箱ノぬりちん、可相済事 分清→目医師 忠興の眼病
| (井上)
| 一、沢田吉右衛門出津候を、宗和奉行ニ付候と申て、御金山へ戻シ候事
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